dalichokoのブログ

しょーもない

RSAは優勝候補

ラグビーの面白さはダイバーシティやトランスジェンダーなど、時として偏見対象となる要素をこの仕組みがかき消すことができる魅力もある。単なるルールを守る格闘技ではない。その試合にいたるまで、各々の選手の背景を辿ると感動が倍増する。


『インビクタス』という映画を見て、今年の南アフリカ代表キャプテンが黒人であることに胸を躍らせる。そしてコリシは必ずしも恵まれた環境ではないにもかかわらず、自らの手で代表の座を獲得し、南アフリカを背負うことになる。それはまるでマンデラがそうだったように。あれから30年の年月を重ねボカには有能な黒人選手が大勢集まるようになった。


この日、イタリアを圧倒したボカで最も目立ったのは身長170cmのコルビだろう。彼のスピードと破壊力(タックル)はほかの国のWTBやFBでは見たこともないような圧倒的な迫力に満ちている。この日のトライもそうだが、本来の仕事であるディフェンスにおいても素晴らしい働きをしていた。



初戦でオールブラックスに敗れはしたものの、彼らは前評判通り間違いなく優勝候補の一角だ。そして2度の優勝経験を誇るラグビー大国であり、偏見との闘いを自らの意思で勝ち抜いてきた精鋭ばかりだ。


残念なことにイタリアにけが人が続出してスクラムをまともに組めない状態で試合が進んだが、フォワードがまともにぶつかればいくらイタリアといえども太刀打ちできなかったことだろう。


さてそして明日は、ダイバーシティの代表ともいえるブレイブブロッサムズが豊田スタジアムにやってくる。サモアはレイドローがリードするスコットランドに木っ端みじんに敗れたものの、決して侮れる相手ではない。楽な試合にはならないだろう。そしてSOのポジションが他国と比べても劣るジャパン。ボカのポラールやオールブラックスのモウンガなど、超一流の選手を目の当たりにすると、日本のSOに代えがないのは大きなビハインドだ。

オールブラックス、カナダに圧勝

かつてはワールドカップでベスト8進出の経験もあるカナダだが、現在は財政問題や選手が国外に散らばっていることなどの理由で、かつてほとんど負けたことのないアメリカにも予選で及ばないほど低迷している。それでもワールドカップに出てくるのは根底に実力を備えているからで、決して弱いチームではない。経済はスポーツチームにも影響するのである。



ちなみにジョージアの財政難は、スポーツの分野だけでなく国全体の問題だ。金がないからほかのスポーツに資源を供給できず、彼らは国全体としてラグビー以外のスポーツで世界に挑戦できない。



その意味でオールブラックスはラグビーがニュージーランドの国技であることだけでなく、コンテンツとして世界に浸透している。彼らの存在はニュージーランドを支えている。



昨日のカナダ戦でワールドカップの連勝記録を更新したオールブラックスだが、大胆な選手起用が印象的だ。ワールドカップ本番に至るまで、ボーデン・バレットはSOの位置にいたが、この大会ではリッチー・モウンガをSOに立て、ボーデン・バレットがFBで最終ラインを守る。リッチーはすべてのコンバージョンを決めこの日のプレイヤー・オブ・ザ・マッチを獲得し、ボーデンはカナダが唯一作りだしたトライのチャンスを自陣ギリギリのところで防衛する。さらに目立ったのはバレット3兄弟で最も若い22歳、ジョーディー・バレット。体格もいいし足も速い。次の世代を背負っている。



ミスも多くオールブラックスは必ずしもこの試合を楽に勝ったわけではない。相手へのターンオーバーも多く、守備に苦戦するシーンもあった。特に前半はじりじりする展開でやきもきさせたが、後半できっちり修正してトライを量産することができた。今後も楽しみだが、ノックアウトステージの強敵との闘いでは予断を許さない。まだまだ心配な部分はある。


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スコットランドがサモアを零封

スコットランドはアイルランド戦で敗れたが、その後遺症は全くなく、あらゆる面で計画的に堅実に試合を進めた。


対するサモアは、序盤でスコットランドに得点を許し、全くいいところなく敗れた。


アイランダーらしい陽気で明るくのんきな体質がそのまま戦略にも表れる。彼らに”頑張る”とか”根性”という文字は似合わない。生まれたっての頑丈な体格と陽気さで勢いをつめる。個人の能力は高く多くの選手は南半球の強豪チームで活躍している。しかし代表としてのチームワークなどはない。代表としての練習もそれほどやってないのではないか?


しかしだからといって日本が楽勝する相手ではない。基本的にサモアは日本などよりはるかに歴史ある国であり、身体能力も高い。彼らがまともに突進してきたら、日本のスクラムだって破壊される。「日本はサモアに負けるかもしれない。」という危機意識の上で戦うべきだ。


そしてスコットランドとはその次だ。このチームは明らかにレイドローのチームである。彼のコントロールの下で全ては進む。そして組織だった戦略に狂いはない。この日の試合もあの強豪サモアを0点に抑えるわけだから、その強さはかなり高いものである。日本はアイルランド戦のような奇跡を期待するべきではなく、いつものように自信を秘めて堅実な試合をすべきであろう。



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