dalichokoのブログ

しょーもない

隙のないウェールズ

ウェールズのラグビーというといかにも保守的でスクラムを中心とするフォワードの絶対的なパワーで押すラグビーという印象で、その中心にはキャプテンのアラン・ウィン・ジョーンズがいる。



しかしそこにスピードが加わりこの日のジョージア戦はディフェンスの強さが際立った。隙のないディフェンスから相手を走らせず、プレッシャーをかけて反撃する。ジョージアの走るスペースを消して何もさせなかった。


これが世界一のラグビーだ。



シックスネーションズの優勝からけが人が出るなどの紆余曲折を超えて、この日は完璧な試合運びをした。勝ち進めばもしかすると決勝でオールブラックスと当たる可能性もある。もしこの赤と黒がぶつかれば、レッドドラゴンズとオールブラックスとは戦術が真反対で、ストラクチャーとアンストラクチャーの戦いになるだろう。



ジョージアも力の差はあるものの、特に後半はよくやったと思う。しかし、ジョージアがシステムを変えてフォワードに力を注ぐと、すかさずそれを見極めてウェールズが体制を変えてくる。このあたりの変化が早く、ジョージアは手も足も出なかった。




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アイルランドのすごさ

アイルランドは二つの国に分断されているが、ラグビーとなると結束する。それはアイルランドラグビー協会が国が分断される前から存在したからだ。従って国際試合になると同じ国だった頃の国家を全員が歌い、アイルランド人はこのシーンに心をこめる。アイルランドラグビー代表は、分断された国を結ぶアイルランド人の希望なのである。まるで隣国の半島をも思わせるこの結束は、広い意味でラグビーの象徴とも言える。結束、すなわち「ワン・フォー・オール オール・フォー・ワン」の原点なのだ。

そしてこのアイルランドが現時点でオールブラックスを抜いて世界ランキング1位になった。(但し、ランキングは目まぐるしく変動する。)

2015年、オコンネル率いるアイルランドはニュージーランド出身のジョー・シュミットヘッドコーチの攻撃的戦略により、フォワードをぐいぐい地道に押す守りのチームからスピードを生かしたチームに見事生まれ変わったがベスト8に終わった。

しかし今日のスコットランド戦を見る限り、アイルランドが世界を制する可能性があることを予感させるゲームだった。アイルランドは強い。そしてスキがない。破壊力がある。スコットランドが決して調子を落としていたということではなく、現時点ではアイルランドがはるか先を行っていると認識させた。


悪天候となってこの試合は、けが人が続出するなど、今後の苦しい展開をにじませるものだが、彼らは決して屈しないだろう。アイルランド人は常に国家断絶のビハインドを秘めて戦う。そんな強さを実感させるすごい試合であった。感動した!
(=^・^=)






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戦争の呼び水

今年5月の日経に編集委員の松尾博文氏の記事があった。
エネルギーが戦争の呼び水となる」という刺激的なタイトルで、概要は以下の通りだ。


・アメリカは世界最大の原油国であり、中国は世界最大の消費国である。
・アメリカの生産量は「シェール革命」によって急拡大した。(10年で2倍の原油量)
・これまでの戦争はエネルギーを軸とした争いがきっかけであった。
・エネルギーを売りたいアメリカと買いたい中国だが、双方の利害は一致しない。
・アメリカからエネルギーを買いたくない中国は、ガソリン車をやめるなど、技術的に対抗しようとしている。
・エネルギー地政学の多寡が、量ではなく技術に移行しようとしている。


という内容だ。
しかしこの夏、中国の電気料消費が大きく落ち込んだ。この要因は単なる技術革新では推し量れない。GDP減速懸念が加速していて、成長が著しく鈍化しているという予想である。


この傾向をアメリカも喜びはしない。世界が中国頼みの状態で、成長を駆け引きの材料としてきたアメリカも、中東の原油高が襲い掛かると、いよいよ地政学的な緊張関係が複雑化してゆく。


戦争の呼び水


となるかどかは未知数だが、歴史は必ず繰り返す。
エネルギーの量か質かそれとも別の刺激が衝撃となって誰かがトリガーを引くことになるのだろうか。




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