dalichokoのブログ

しょーもない

Central bankers rethink everything at Jackson Hole

パウエルとカーニーのトップが、フランスのピアリッツで立ち話するシーンは世界の目を惹きつける。



パウエルのジャクソンホール講演の直後、この二人が会話している姿には微妙な空気が漂う。なぜなら両国とも世界から切り離されようとしている国だからだ、アメリカは自国経済至上主義、イギリスのブレグジットも似たようなものだ。


このしわ寄せが実は日本の円高に影響している。G7で存在感のない日銀は、今週かなり厳しい円高対策に追われるはずだ。105円という予想もあるが、円が1ドル100円を切るとなると輸出企業もピンチだ。アメリカの好景気と一定の高金利をあてにマイナス金利でバランスしていた関係が乱れることは明らかだ。


株価も静かに国内安定株に買いが出て、輸出関連企業への不安視は高まるばかりだ。それでなくても長いデフレで人員整理を重ねて凌いできた日本経済はいよいよ行き詰まりの様相を呈してきた。そろそろ出口を探したほうがよかろうが、日銀トップにその気はなさそうだ。




Jackson Hole Economic Symposium

今日から明日にかけてこの話題で尽きないだろう。
ジェローム・パウエル氏の発言がトランプ大統領の期待に応えられるかどうかが注目となるが、ここはパウエル氏の制度の独立性を意識して、弱腰発言はやめてほしいと思う。


とにかくEUが混乱している。


ドイツのマイナス成長とブレグジットは、メルケルとジョンソンがお互いにそっぽを向くシーンが目立ち、完全にもの分けれに終わっている。そこに例のイタリア政権混乱などが重なり、わけが分からない状態だ。


中国の成長が鈍化している中、香港騒動に台湾までが便乗しようとしており、低金利と正常不安は募る一方である。


そこにアメリカが利下げを続ければ、いよいよ世界の資金は行き場を失い、投資意欲はますます減退する。投資家が様子見を決め込めば、世界資産はどんどん目減りする。反面、貧困国の食糧難は続き、移民の行き先が閉ざされれば餓死者が出てさらなる混乱が世界に拡散するのである。


トランプがパウエル発言に過剰反応すると、それはアメリカの停滞をも暗示させることになり、世界経済はリセッション状態のスパイラルに陥るのだ。


ところでトランプは案外平和主義者のようだ。中国へ貿易戦争を仕掛ける反対で、香港問題には憂慮している。彼はある意味徹底したビジネスマンであり、政治家ではない。理念もへったくれも経済が潤わなければ立ち行かないことをよく理解している。過去の政権が不景気が近づくと戦争をおっぱじめて目くらましのようにサブジェクトをすり替えるのとは少し赴きが違う。彼は戦争で余分な損害を出すぐらいなら、自分の国だけ経済が潤えばいいと思っている。この論旨は徹底していて見事だ。


3年半前、彼が大統領になることをほとんどの国が予想しなかったが、あのまま民主党のヒラリーが大統領にえらばれていたとしたら、未曾有で想定外の大きな戦争が始まっていたかもしれない。


日本は沖縄の基地をアメリカが撤収するまでに、自国の兵器を整えたいと思っている。アベノミクスはこれを憲法改正にリンクさせたくてしょうがないのである。だからトランプに米軍基地発言をさせて、世論を引っ張ろうとしているようだ。ひどい話だ。


いずれにせよ、特に日本のメディアは冷静の上にも冷静に報道していただきたい。日本と韓国のメディアが、世界で最も稚拙で崩壊している。戦争へ導いたのだってメディアだ。


ジャーナリストにまともな人はいないのか?

recession

ちなみに、世界のニュースはほとんど日韓関係を記事にしていない。米中の貿易摩擦を除けば香港やインドとパキスタンのニュースなどが深刻に捉えられている。


経済で最も深刻なのは景気後退(recession)で、これもFRBが利下げする、と言い出したあたりから懸念がささやかれていた。トランプがFRBに圧力をかける気持ちもわからないではないが、パウエルもいかにも弱々しい。イエレンならピシャリと利上げに向かったかもしれない。


この時、トランプが中国を"為替操作国"と非難したが、ここは驚かない。むしろアメリカが景気後退を隠すために中国に喧嘩を仕掛けているフシがある。


さらにドイツがマイナス成長に陥ったというニュースは胸騒ぎを覚える。ドイツの成長は東ドイツを取り込んだことによる効果だが、この恩恵をユーロ圏が享受してきたことを考えると、EU全体が景気後退に進んでいることは明らかだ。


世界の債務が1京8000兆円と聞くと、この天文学的負債が資産とバランスしているのか不安になる。


中国は一帯一路を進め、世界を借金まみれにしながら品質の低い中国製品をアフリカ圏に供給しているが、このスピードも世界の景気後退の速さにかなわない。


ここまで条件が揃えば、世界景気後退は目に見えている。株価もなにもかも価値を失う日は遠くない。


言うまでもなく、日本はとっくに崩壊している。為替操作はしていないかもしれないが、情報操作は行き届いており、戦争への期待を高める。世界で最も戦争したいのはアベノミクスだろう。戦争以外で日本のデフレを止める手段はない。日本の憲法改正を世界は危惧している。


最後に、日韓関係はどちらかのトップが交代しない限り改善しない。今のところ韓国側にその可能性を匂わすが、交代してもまた同じ諍いは起きる。なぜなら双方の教育が違いを浮き彫りにしているからだ。従って、ここはお互いが大きく利益を損なうまで罵り合えばいいのではないか。しかし、政治家が勝手にいがみ合うのはいいとしても、民間レベルにまで影響しないよう、メディアは過剰な報道を慎むべきだ。メディアの偏向報道が両国の根幹にあることも問題である。