人新世の「資本論」 脱成長のマルクス - dalichoko

人新世の「資本論」の続き。 そもそも「人新世」とは何か?それは「人類が地球を破壊しつくす時代」のことを言う。 第三章 資本主義システムでの「脱成長」を撃つ ここではなんと、ケイト・ラワーズの『ドーナツ経済』が紹介されている。ラワーズ教授は資本主義の中で脱成長を提唱しているが、斎藤幸平氏はそれにも与しない。 ネガティブ・エミッション・テクノロジー、惨事便乗型資本主義という切り口はつまり「風が吹けば桶屋が儲かる」と似ていて、山火事があれば保険会社が儲かり、バッタが増えれば農薬が売れ、コロナが拡大すればワクチンが売れるという資本主義を示す。どんな場合でも資本は成長に偏る。そして資本が拡大する過程で劣…

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