映画には「動機」がある 町山智浩  - dalichoko

少し前に『それでも映画は「格差」を描く』のひとつ前の最前線の映画を読むシリーズVol2だ。『映画には「動機」がある』12章からなる本は、それぞれの映画に出てくる不思議なシーンに着目し、その理由を掘り下げている。例えば「なぜストリックランドは手を洗わないのか?」このタイトルを読んでどんな映画のことを言っているのかわかる人はすごい。細かいことをここで紹介することは避けるが、この映画の監督がアカデミー監督賞を受賞したときのコメントが泣かせる。映画人としてどうあるべきか、ということを述べている。「映画がする最高の仕事は砂で書かれた境界線を消すことだ。世界が境界線を作って人々を隔てようとするとき、私達は…

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