オードリー・ヘプバーン ヘレナ・コーン☆
シャンテで『オードリー・ヘプバーン』を鑑賞。公開されてだいぶ時間が経過していたが、劇場は日曜日の午後の会で、7割の埋まり具合。年代も多岐にわたる。終わりのあたりではすすり泣きが聞こえるほど感動する映画。
オードリーが世界でこれほどまでに影響力を発揮する理由はよくわからない。おそらく、彼女の存在がさまざまな偉大な映画とともに語り継がれることで、亡くなった後も影響力を及ぼしているものと思われるが、この映画はむしろ彼女の知られざる世界を紹介することで、彼女の存在をより高みに押し上げているように感じさせる。
衝撃はいくつもあるが、彼女はユダヤを弾圧した側の家の生まれだった、というのは刺激的だ。もちろんオードリーが反ユダヤ主義者だったということではない。しかし、彼女の母方の血筋がそういう家だったということはあまり知らされてこなかった。そして父親との関係もまた悲しい。家を捨てて出ていった父親に、オードリーが有名になって再会したけども、あまり打ち解け合うことができなかった。
こうした事実は少なからず彼女の私生活にストレスとして潜在していたのではなかろうか。自分に恵まれなかった出自を取り戻すように家庭を大事にしたかった彼女だが、奇しくもその縁はいずれも長続きしない。とくにイタリア時代のパパラッチから付け狙われる日々と夫の浮気は、彼女の精神を蝕んでいったものと想像できる。
こうしたジレンマの発露が晩年のユニセフにおける活動だっとしたら、彼女の人生はその華やかな印象とは裏腹に、あまりにも辛く悲しい償いのような人生だったと想像できる。
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