ナワリヌイ ダニエル・ロアー☆
『ナワリヌイ』
この映画のこの人物はとても魅力的で人望も厚い。家族もみなナワリヌイを信頼し、応援している。とくに妻のユリアの存在は、この映画の柱ともいえる。すごい方だ。
反面・・・
ぞっとするような話でもある。それはベリングキャットという世界。イソップの『ネズミの相談』からきたネーミング。
なんとYouTubeの公式チャンネルまで持っている。
ネット上の調査集団で、どんな情報でも追いかける。この映画ではナワリヌイを毒殺しようとした暗殺者を絞り込み、なんと殺されかけたナワリヌイがひとりひとり電話する、という展開になってゆく。
ナワリヌイの支持者は多く、彼が毒殺されかかったことで、より一層存在感を増している。彼の行く先にはいつもカメラの放列ができるほどのヒーローだ。彼はそれを受け入れ、冷静に対応する。
冒頭のシーンで彼はカメラに向かってメッセージを送る。
もし明日殺されるとしたら支持者に何を伝えるか?
彼はここでははぐらかすが、映画の最後、同じシーンで強烈なメッセージを我々に投げつける。彼は映画の中で、祖国ロシアへ凱旋するが、そのまま拘束されたままのようだ。
この結末に続編があるならかならずわれわれは立ち向かうだろう。それは彼と彼の家族と彼を支持する者たちに対する礼儀というものだ。このおぞましい現実を受け入れつつ、彼が解放される日を待つしかない。
ただ、
この映画はヒーローを賞賛する映画ではない。もっと別の恐ろしい現実をほのめかしている。
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