今回の岡山、高松ツアーで少し残念だったのは食事で、それはある程度覚悟はしていたのだが、やはり地方や海外に行っての楽しみはまさにグルメ。移動先で美味しいものに巡り合うと生涯忘れない。新潟の中央卸売市場とか大阪の中央市場。金沢のステーキとか福岡の焼き鳥など・・・

今回はお世話になったホテルのフロントの方に聞いて、たまたまホテルの向かい側にある居酒屋を教えてもらった。

実は前日も少し遅い時間に訪ねたが入れて混んでいて入れてもらえず、ダーリンさんの頭にはこの店へのリベンジしかなかったようで、ホテルに戻ったらそそくさと店へ向かうことになった。

なにか特徴のある店かどうかはわからないが、店は常連客ですでに満席状態。電話で予約しておいてよかった。

お通しなどに合わせて色々たのむと、気付けに食前酒をサービスしてくれる。こちらは酒を飲まないので、小さなコップの食前酒だけでクタクタになる。飲まない習慣とは恐ろしいものだ。

隣の席の会社員3人組が、日本酒を飲んでいて、そこに長老の店主がやってきて講釈を述べる。日本酒にまつわる講釈は横で聞いていても興味深く、なかなか手に入らない酒も用意されているらしい。

刺し身が運ばれてきたあたりで、さらに横の席で店主がお客に講釈を並べる。そして、新たに入手した酒を運んできて振る舞うと、自らその酒を飲み始めて「あー、うまい！」要するに自分が酒好きなのだ。

岡山といえばママカリ。いつぞや一人旅のときも食べたな。

そしてこれがこの日のメイン、クエカマ。一番人気だと聞く。

このあたりの銘酒というと多賀治が有名らしい。

ほかにも青森の幻の銘酒「田酒」なども取り揃えてあり、おそらく日本酒愛好家にはたまらいないラインナップだろう。酔いもまわっている店主に色々尋ねたら、著名人もこの店にたくさん来られるらしく、地元出身のプロゴルファー渋野日向子さんも来たらしい。そうしたら、店主と娘とおぼしき女性もこの話題に絡んできて、彼女もまたエプロンにお猪口を忍ばせ、客の酒をぐびぐび飲んでいる。ここは全員酒好きが集まる店なのだ。

・・・当たり前か

(=^・^=)

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