アキバタマビ21
秋葉原から御徒町に向かう末広町の近くにあるもともとは中学校だった施設をアートスペースとしてリノベーションした美術館。
電車で移動してもよかったが、そこそこ陽気もいいので歩いて目的に向かう。
するとかなり大規模な美術展をやっていて華々しい雰囲気だった。
有料の施設に入るほどの時間はなかったので、無料のギャラリーを巡回するのだが、知人の展示があると聞いて、3階の目的地に向かうことにした。
このとおり、階段も彩られていてワクワクする。
3階の所定の場所には、無造作に配置された作品が並ぶ。
テーマは青(ao)で、水をテーマとした木下理子さんの作品を軸に、さまざまに派生した作品が並べられている。青についての時代性をここで考察しようと試みているらしい。
個人的感想だが、青のテーマは素直に水を連想させ、その先には海の青さなども思い浮かべるが、こと環境というキーワードをそこに落としこむと、青い海からもたらされる我々に口に入るものと、青い海へ捨てられてゆくもののの対比で、インフラなども含めて大きな危機にあるものと感じた。もはや水ですら大きな危機に迫られている。
さて、ここから屋上に上がると、ネットフェンスに囲まれた屋上にもまた大胆な作品が配されている。
これもまた間接的に水をテーマとしている。
階段のあたりに、この作品が作られたときの模型が展示されていた。
そしてこのコンテ。これを見て腑に落ちた。胎児のイメージのようだ。胎児もまた母親のお腹の中で水に浸かっている。こうしたモチーフは、ありとあらゆる局面で、鑑賞者に強いメッセージを与えようとするものだ。
それはまるで贖罪にも似た現象。このキリスト像に近づくと、また違う何かを感じる。その罪深き作品は、信者にとってはとてつもなく胸が痛くなるような思いではないか。それは「平和の少女像」が虐待された”表現の不自由”の経緯にも似た現象と言えるのかもしれない。
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