dalichokoのブログ

しょーもない

ONI〜神々山のおなり  堤大介

町山智浩さんが「たまむすび」で紹介されていて、早速鑑賞した。




まず作者の堤大介さんだが、日本からアメリカに渡ってピクサーなどの映画の経験を経て、今回この映画を作ることになったようだ。堤監督の奥様がなんと宮崎駿監督の親戚だそうで、そのせいではないと思うが、この映画には宮崎作品を連想させるキャラクターなどが次々と現れる。何しろ主人公のナリドンという赤鬼とおなりという少女のシーンは、間違いなく「となりのトトロ」をイメージしている。

余談だが、たまたま今年、瀬戸内海の女木島に行って、「鬼ヶ島」を実感してきただけに、この映画に対する思い入れは強くなる。女木島の愛らしい鬼を見ていると、桃太郎に退治される鬼たちの立場になって考えてしまうのだが、この映画はまさにそのことを示そうとしている。そのこととは、自然界の守り神である鬼が、山奥に追いやられてゆくさまは、昨今の世界で垣間見る現象のことである。


自然破壊などに代表される乱開発だけでなく、人種間の疎外がこの映画のテーマのひとつとなっている。たまたま主人公のおなりが友達になる黒人少年も、日本社会でガイジン扱いされる疎外された存在だ。居場所を失った自然界の動物は多いが、この映画は、「神」をも人間社会に追い立てられて存在することが難しくなっていることを示そうとしているようだ。そしてその反動が怒りとなり、まるで宮崎駿監督の「もののけ姫」に出てきたタタリ神のようなイメージが、怒りの表現として出てくるのだ。

この怒りと疎外とが、失われゆく自然界の中で対立構造を生んでゆく経過をみると、古くは世界大戦の独裁者、最近では極東のどこかの国で殺された元首相など、ありとあらゆるゆがみがこの映画の中で説明されているような気がする。親が子を虐待する社会のことも、ちらっと垣間見せている。
最後の最後は、言葉で言い尽くせない感動が押し寄せる。怒りに見を委ねた者と、怒りから呼び戻そうとする人たちのさまを見ていると涙が止まらない。怒りの連鎖を止めることが難しだろう。しかし怒りをコントロールできれば、多少の諍いは回避できるはずだ。この映画の日本を舞台としていることにも意味があると思う。日本こそいま、世界で最も自由が失われ、怒りの矛先もないほど国民が国家に押しつぶされようとしている末期的な社会であることを暗示していると思う。

「スター・トレック」で活躍されたジョージ・タケイさんが声優として出演しているのもうれしかった。

比較的にわかりやすい英語の物語なので、字幕なしの英語で子供さんと鑑賞するといいかもしれない。
(=^・^=)



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