かきしゃぶ屋 東銀座
文化の日、映画を見た後、有楽町から築地に向かう。
そういえばいつの間にか「東京国際映画祭」が終わっていたらしく、ひところの華々しい雰囲気は色あせていた。
当初はうなぎでも食べようか、と思っても見たが、たまたま歌舞伎座の周囲を歩いていると、「穴子」の文字を見かけたため、地下にあるこの「かきしゃぶ屋」さんに入ってみることにした。
いいお店は、入った瞬間の空気で感じる。思い出したくもないが、一昨年まで転勤していたエリアは、どこも感じが悪かった。たまたまだったのかもしれないが、あそこの市長のことなどを考えると、一事が万事感じの悪い社会だと感じる。ほんとにストレスだった。
上品なお通し。見た目ではわからないが、ほんのり温かい。雑な店だとこういう配慮はない。このお通しを口にしただけで、このお店がどれだけ気配りされた店なのかがわかる。
お向かいの席で早速始まった。言うまでもなくこれは「水」ではない。
ダーリンさんが気にいったのは、穴子の刺身。確かに穴子を刺し身で食べた記憶がない。わさびとしそでたべると、なんとも上品な味わいだ。すごく美味しい。
こちらは穴子の背骨を揚げたおつまみ。
そして念願の穴子。久しぶりの穴子だ。それほど大きくもないが、甘ったるくもない。絶妙な味加減。そしてふんわりとした舌触り。
ここからわ、お店の名前にちなんだ牡蠣料理が続く。まずは三重県産の的矢牡蠣。
なんとも甘くて張りがあって素晴らしいお味だ。鳥羽に出張していた頃に何度か食べたことがあるが、あらためてこのように出されると感慨深い。
仙鳳址牡蠣。これで「せんぽうし」と読むらしい。北海道産だ。
次々と運ばれるバラエティに富んだ牡蠣の数々。しかし、店主のお話だと、今年は例年に比べて著しく出荷が遅れているらしく、ことによるとメニューを出せなくなるかもしれないとのことだ。まだ小粒なので、大きくしてから出荷しないと出回らないということのようだ。
前後するが牡蠣しゃぶ用の鍋。野菜も適量でクオリティが高い。
最後はお出汁で雑炊にしていただく。見栄えも美しいが、牡蠣と野菜の味が出汁に呼応して素晴らしく上品な味わいだ。
よくよく考えると、歌舞伎座に隣接している店なだけに、期待に足らない料理を出すはずがない。店主に聞けば、たしかに歌舞伎座のお客さんは多いようだ。
歌舞伎座では團十郎の襲名顔見世公演で、松本白鸚から尾上菊五郎、坂東玉三郎や片岡仁左衛門らの大スターが出る演目が始まるらしい。團十郎襲名ともなれば世紀に二度がせいぜいだ。先代の襲名が1985年だから35年ぶりとなる歌舞伎界最大級のイベントとなる。その期待も大きいことだろう。残念ながら敷居(チケット代)があまりにも高くて、鑑賞に至ることはないだろう。
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