ラグビーWC ニュージーランド優勝!
激戦、熱戦が続いた女子ラグビーワールドカップが終わった。
ラグビーは終わればノーサイドだ。すべてがイーブンになる。勝ちも負けもない。お互いのサイドがなくなる、ボーダーがなくなるということだ。すごいルールだ。
さて、本来は昨年開催されるはずだった女子ラグビーワールドカップは、ニュージーランドが地元開催の利を生かし、接戦に接戦を重ねてなんとか優勝することができた。苦しい試合の連続だった。
予選を圧勝してきたオールブラックスだったが、セミファイナルのフランス戦は際どい1点差。この試合は、間違いなくフランスが勝利するはずの試合だった。試合終了残り2分でオールブラックスがイエローでひとり退場となり、フランスにペナルティゴールのチャンスが巡ってくる。しかしここでドラマが起きる。そのペナルティをなんとフランスがミスしてしまうのだ。オールブラックスはなんとか1点差でかろうじて逃げ切った。
この試合は、フランスを大きく落胆させたことだろう。しかしこれも運命だ。
そして決勝。
今大会のイングランドはとにかく強かった。予選のフランス戦以外はほとんど圧勝で、南アフリカ戦を圧勝し、しかも0点に封じる強さ。どちらかというと苦戦をしのいできたオールブラックスに対し、イングランドは盤石の組織力をもって、発祥の地であるイングランドのチューダーローズ(レッドローズ)の名誉にかけて、この決勝まで進出してきた。しかもこの大会に至るまで、イングランドは世界ランク1位だ。
ゲームは、イングランドが重戦車のようなフォワードで押しまくる展開。特にフッカーのエイミー・コケインがとてつもないパワーを発揮して、何度もスクラムトライを演出する。しかし好事魔多し、ウィングのリディア・トンプソンがレッドカードをもらって退場してしまう。それでもイングランドのフォワードがゆるぎがなく、ひとり足りないビハインドを克服してスクラムで押して得点し、最大10点差までリードを広げる。
対するオールブラックスはなんとか持ち前のスピードで反撃し、なんとか終盤に逆転するが、最後の最後までイングランドのプレッシャーにさらされる。残り1分でイングランドのラインアウトからの混戦。オールブラックス側のゴール前のラインアウトは、このままイングランドがスクラムを組めれば、おそらくそのまま押し込んでイングランドが逆転していたであろう。イングランドのラインアウトをオールブラックスがなんとかもぎとって、最後の最後までもつれる試合をしのぎきった。厳しい試合だった。
来年は男子ワールドカップがフランスで開催されるが、いまはオールブラックスは世界一ではない。男子3位、女子2位。男子でWC日本大会で優勝した南アフリカがしばらく1位だったが、いまはなんとアイルランドが世界ランク1位になっている。ずっと世界ランク1位を維持してきたニュージーランドがその座を明け渡した途端、戦国時代のような入れ替わりが始まった。おそらく向こう数年はフランスがさらに強くなる。フランスのあのねちっこいラグビーは相手からすると組みにくいが、なんとかオールブラックスにも頑張って欲しいと思う。
いずれにしても今回の女子ラグビーワールドカップは、あまりにもドラマチックでエレガントな大会だったと思う。素晴らしい試合ばかりだった。
日本ははっきり言ってまだまだだ。
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