#ダリチョコ の映画とグルメ

しょーもないブログです。I am stupid anytime.

エルピス-希望、あるいは災い-


カンテレがこの「エルピス」をはじめ、政治や権力に近づこうとするドラマを展開しているようだ。

基本的にテレビは見ない。自宅のテレビはコードがないのでテレビは見ない。見ることができない。ところがこのように時々出色した出来のドラマがあると、少し興味をそそる。いまはテレビドラマを動画配信で視聴できるので都合がよい。テレビの垂れ流す下賤な映像よりはマシになってきていると思う。

「エルピス」に関して言えば、とてもじゃないが評価できるような作りのドラマではないのだが、取り組もうとする姿勢だけは悪くない。ドラマの始まりはえん罪事件をバラエティ番組で取り上げるといういびつな状況からスタートする。ちなみにこのドラマをリードする眞栄田郷敦さんはなんと、あの千葉真一さんの息子さんらしい。ドラマを見ている間は、ずいぶん下手くそな俳優だなぁと思って見ていたが、ソニー・チバの息子と聞くと印象が変わってくる。彼の役はテレビ局の新米ディレクターの岸本。

そして何よりこのドラマを大きく支える存在が、岡部たかしさん演じるこのハラスメントなプロデューサー村井である。ドラマの最初はこの人物が時代遅れのパワハラ、セクハラな人物で、もともと報道番組で司会を務めていた主人公、長澤まさみさん演じる浅川をコテンパンにいじめるシーンから始まる。しかし・・・

このブログでも何度かコメントしたとおり、このドラマは見る価値のないものだ。映画監督でもある大根仁監督がインタビューでささやかにドラマ製作の経緯を説明しているが、その中でもこのドラマの肝は村井という人物だと語っている。

このドラマがプロデューサーの佐野亜裕美さんや、脚本の渡辺あやさんの志は彼女たちの実体験などを踏まえた男性社会への挑戦であることは容易に想像がつく。最後の最後に近づく大物政治家やその政治家にまとわりつく人物たち、そして権力につぶされてゆく市井の人々などを対比させる展開は見応えがある。


だが残念ながら、所詮テレビドラマだ。テレビドラマを下に見下ろすつもりはないが、テレビという時間枠に囚われた演出には無駄も多く、残念ながら俳優の演技もおおむね下手くそ。せっかくの土台である作りての志がつぶされていると思う。
極めて残念なドラマだった。つまらなかった。
(=^・^=)


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