劇場版 センキョナンデス
ダースレイダーさんとプチ鹿島さんが送るYou Tube番組から派生した映画。
お茶の間番組のタイトルを茶化したYou Tube番組はもう130回を超える。
この二人が外に出て、選挙戦を追いかけるという番組。大島新監督の「香川1区」の続編としても楽しめる。
お二人の立ち位置は明確で、フェアがテーマだ。「香川1区」で、偏りすぎではないかと言われた候補者のドラマを越えて、政治的な利用が取り沙汰された経緯を思えば、この二人がこの映画で示した数々のシーンは一定の公平性を感じさせる。
ただ所詮映画だ。ドキュメンタリーでなんであれ、それを映像として流す以上は、つくり手の意図や意思がそこに混ざり合うことは否定できない。ただし、お二人がここで名言しているのは「ここでかわされる言葉や考えに間違いがあってもそのまま残す」ことを前提とする点は評価できる。この映画の時点でよかれと思って交わされた会話であっても、それが将来誤りである可能性があす。それでもそれをそのまま残そうとする意思には賛成だ。
Twitter隠蔽をTwitterで告発する程度の方法しかないのでしょうかね?
人命にかかわる問題なのに。 https://t.co/Bs0jt3MyiS— dalichoko (@chokobo88428241)
これだけSNSが広がるのに、隠蔽行為が増えるのはまさに「合成の誤謬」。自由な報道という幻想で、その自由に対抗するために壁を作る。常に社会はバランスが崩れてゆくのだ。お二人が四国新聞に乗り込んで報道の公平性を質問するシーンは白眉。同社からの情けない返信FAXをTシャツにしたのは笑った。
この映画はお笑いだ。日本の政治がお笑いであることを紹介する。衆議院選から参議院選に矛先を変えて取材してゆく。
各党の演説を平等に映す。そしてそれぞれについて内容と演説方法を評価。立憲民主の女性議員はうまい。こういう映像にするとよくわかる。言葉は人を映す。かたや維新の某知事は下手くそ。あれこそ印象操作だ。全然響かない。そんな取材中、とてつもない事件が起きる。
投票日2日前に起きたこの大事件で風向きが大きく変わる。候補者は一部を除いて選挙活動を自粛する。
ダースレイダーさんがぽつりと居酒屋で「安倍さんて、全部自分に任せなさい、っていう空気を作るのがうまい人だった。」そしてそれに従わない人は粛清するという、こういう冷静な方の活動は応援したい。ナチスを支持した人は、そのとき虐殺社会だったことに気づかない。いまのこの国がそうでしょ?
まんまやん。 pic.twitter.com/8s3rO1cJBE
— dalichoko (@chokobo88428241)
何も考えずに見て、とても考えさせられる映画であった。
素晴らしかった。
キネノートのレビューはこちらから。「劇場版 センキョナンデス」
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