きゃらあい個展 AMMON 神保町

神保町にある小さな画廊。

きゃらいあさんの個展が展開されていた。

ことしの1 ⽉1 ⽇、⾃然豊かな公園に出掛けました。その途中で、家にスマホを忘れていることに気付きました。

しまった、とおもう反⾯、よかった、とも思います。そういう⽇は、通知も何も気にしなくて良い。少しラッキーです。

しかし、⼿元にないと分かっていても、公園の良い景⾊の写真が撮りたくなり、ポケットの中を探してしまいます。

スマホで記録しなければ、その感動を完成させられないような気がするのでしょうか。

個展のコンセプト。なかなかきわどい感覚だ。素晴らしい。

きゃらいあさんの作品は目が特徴と言える。そしてその目は常に見る側を見つめ返す。見つめ返された目の中に見ている我々はつくり手であるきゃらいあさんという人物と、その背景を手繰り寄せようとする。そしてその時間がいつの間にか共有されてゆくような世界観。この個展のためのコメントも、ささやかなこの国の日常への同期と反作用、あるいは広義の資本主義社会への批判をにじませる。家にスマホを忘れて「しまった、と思う反面よかった」しかし見た風景を写真に撮れないことの不自由さ。思えば人はいつから利便性の奴隷になってしまったのだろうか。見た風景を記憶して脳に収める作業すら忘れてしまったのだろうか。

表参道で出くわした橋爪悠也さんの個展がよぎる。

いずれも失われた時間軸の中で、人物が放つ目線に惹き込まれてゆく作品。その目の中の宇宙を想像する。そして宇宙の進化を感じたいと願う。
(=^・^=)


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