ノートルダム 炎の大聖堂 ジャン=ジャック・アノー監督
キネノートのレビューはこちらから。 「ノートルダム 炎の大聖堂」
Notre-Dame Brûle - Bande-annonce officielle HD
この息詰まるような緊張感に押しつぶされそうになる映画を見終えてたとき、われわれはいったい資本主義社会の中で、本当にこれ以上の果実を得ることができるのか。アダムとエヴァが禁断の果実を手にしてから、神の目を盗んで我々はどれだけ愚かない行為を繰り返せばいいのか。そんなことを感じさせる映画だった。さすがのジャン=ジャック・アノー監督だ。
アノー監督は98%の事実をこの映画で再現し、2%の事実を越えた主張をしようとしていると思う。ノートルダムを観光経済のために利用し、国民の血税を払って「いばらの冠」を買い展示する。マルクスの言う資本の囲い込みは全ての物質を修練し資本に飲み込んでゆく。自然界の樹木や水、そしてこの映画の主人公である神すなわちノートルダムすらも金儲けの手段として資本が囲い込んでしまう矛盾。奇しくもこの矛盾に神は試練を与えんとする。
「ノートルダムの鐘」を、消防士が命がけで死守しようと決死の消火活動を敢行する。あの鐘を鳴らし続けたカジモドはいま、この恐ろしくも美しいノートルダムも崩壊をどのようにみているだろうか。パリ市民が悲しみのなかで歌うラストは感動的で美しくありながら、この悪夢をどのように受け止め乗り越えようとするのか。
資本はますますわれわれの体を侵食しぶくぶくと肥大化するばかりだ。
ビル火災を題材にした映画だと「タワーリング・インフェルノ」が懐かしい。ジョン・ウィリアムズのテーマ曲も躍動する。大スターが共演した。
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