去年の記事にもちらっと書いたが、このレース創設の２００６年という年は、自分にとってそれなりの意味がある年で、要するに企業買収でお世話になる会社に出向、合併という仕事を任された年だ。それまでのほほんと仕事をしてきた自分に気合いを入れ直した年。

ということで、今年のこのレースを勝ったのは、４番人気ソングラインだった。１番ロータスランドがリードするレースは、４コーナーから脚色のいい昨年の覇者ソダシが抜け出し、その後を外から１番人気で昨年の牝馬２冠馬のスターズオンアース追い詰め、そのままソダシが押し切るかという直前、内から虎視眈々とスペースが空くのを待っていたソングラインがあと１０ｍのところでソダシを差して勝ちきった。最後は見せ場のある激しい展開だった。

ソングラインは昨年の安田記念に続いてG1レース２勝目。昨年５着だったレースの雪辱勝ちとなった。

上の記事にも書いたが、この馬の母系は名牝の血が続いており、この馬が繁殖後、相当高い評価を得ることは間違いない。特に昨今の世界競馬で注目されるマイル部門での強さは魅力だ。

このレースに限ってはソダシの展開だった。負けはしたもののこの馬の強さは発揮できたし、なによりスターズオンアースの追撃をしのいだ粘り強さは特筆すべきだったと思う。
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