江戸定 浅草
このあたりでは老舗の江戸定でランチすることにした。
渋谷で映画を見たあと、銀座線で田原町で降りる。
ランチタイムぎりぎりに出向いたら、予約で満席と書いてあったが、ダーリンさんが電話して交渉し、なんとか入れてもらえた。うなぎはあるが釜めしはないらしい。
1946年とは終戦の翌年、東京が大空襲で焼け野原だった頃に創業したということだ。三代のれんを守るのは大変なことだと思う。立派だ。
店内はとても清潔で、2階にも席が用意されているようだ。ランチが終わる時間なので、店内のお客さんはまばら。
きれいな器のお茶をいただく間、向かい側でおビールをぐびぐびやっている方がいる。外は暑い。さぞや美味しく飲まれているだろう。
ホタテともずく酢のおつまみをオーダーしてメインのうなぎを待つ。この日見た映画の感想など。
でてきたうなぎはまぶしいほどの輝きだ。
実に香ばしくてクセがない。
お吸い物も出汁だけで何も味付けしていないのではないか。うなぎの香ばしさとタレの甘さを中和させるコンビネーション。噂に違わず素晴らしいお味だった。
メニューもタブレットになっていて、外国人の方もオーダーできる仕組み。浅草はすっかりインバウンドで日本人より外国の方のほうが多い街になってしまったので、こういう姿勢も好感が持てる。
ニュージーランドの娘が、モンブランを買ったらひとつ10ドルだったという。約1,000円。家族四人で八個買ったら8,000円。それに比べるとこのうなぎは安い。ビールとおつまみを含め、締めてちょうど一万円だった。
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うなぎも色々食べたものだ。どのうなぎが美味しかったかは書けない。どこも時期と場所と雰囲気などで左右する。記事を読み返すとどの店にも思い出がある。