#インサイド・ヘッド2 ケルシー・マン監督
「インサイド・ヘッド2」本予告(日本版エンドソング「プレゼント」performed by SEKAI NO OWARI)|8月1日(木)劇場公開!
字幕版を日比谷で鑑賞。劇場は満席。電通さんの仕業で吹き替えが多いのだが、字幕で鑑賞できる環境も整えてほしい。
前作を最初に見たのはDVDだった。そしてあらためて本作の上映が宣伝され、町山智弘さんの解説などを聞いて、前作をあらためて見た。この映画が実は大人向けの映画であることを再認識する。子供にとって最後のよりどころが家族だというシンプルなドラマに心から感動する。
ということで、新作を映画館で鑑賞。
ディズニー✕ピクサーがネガティブなエンディングを用意するはずがないという確信が、見る側をしらけさせることがない。この語り口のうまさに心を奪われる。どうせハッピーエンドで終わるとわかっていても泣ける。
映画館でこの映画を見て心からよかったと思う点をひとつだけ掲げると、脳の中にあるヨロコビ(Joy)たちの姿の細やかさ。髪の毛や仕草からこぼれる粒子や髪の毛の流れる動きなどの繊細な部分が大きなスクリーンで押し寄せてくる。途中でゲームキャラが現れて、二次元的な表現と対比して、3D表現の素晴らしさを目の当たりにする。
この映画の主人公はヨロコビ(Joy)からシンパイ(Anxiety)に代わり、シャーデンフロイデという心理が描写される。思春期の子供がどれほど繊細で、友人関係に過敏になるかが丁寧に描写される。友人の眉間のしわなど、細かい表情や仕草を気にするライリーの脳内をうまく表現する。
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