桂浜 高知 「金メダル19個」
絵金蔵の感動を後にして、車で桂浜へ移動。おおよそ30分ぐらいだろうか。何しろナビがあるので道に迷うことはほとんどない。
鹿児島の西郷さんに負けず劣らず、ここは坂本龍馬殿の本拠地土佐である。奇しくも2年続けて薩長の里を訪れるというのも奇縁だ。
まずは桂浜を見下ろす坂本龍馬殿の銅像を拝む。
階段を上ると見えてくる。予想以上にでかい。でかいというか、ずいぶん高い位置に佇んでいる。
下から見上げると、そのあまりの偉大さにご尊顔を拝することすらできない。
しかたかく反対側の海を見下ろし、坂本龍馬の気分に浸ろうとする。浸ろうとするが何も感じない。坂本龍馬が死んだ31歳の倍まで生きると大志を抱く気力もない。
それでもやはり歴史に名を残す人物の地をさまよえば、そこに歴史の味わいがほんのり残されているというものだ。この潮の匂いもまた、坂本龍馬が感じた匂いなのではないか。
このあとアテもなく桂浜を歩き、坂本龍馬ミュージアムに隣接する浦戸城跡に車を停め、坂本龍馬殿と握手を交わす。
やっと坂本殿と対等に握手することができた、ごつい手をしていた。
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日本がメダルランクでオーストラリアを抜いて3位に躍り出た。金メダル数で中国、アメリカに次いだ3位とは立派だ。
Tableau des médailles des Jeux olympiques de Paris 2024