針工場から「海を夢見る人々の場所」へ 豊島、「水道橋博士誕生日」

高松港から豊島 - #ダリチョコ の映画とグルメ


豊島横尾館からランチをはさんで「ささやきの森」を経て再び家浦港のあたりに戻る。その時「針工場」という作品を経由するが、この日は入場できず。直島の「I Love 湯」の作者である大竹伸朗氏の作品らしい。


豊島 | 瀬戸内国際芸術祭2022




ここから自転車で島の反対側にある「甲生(こう)地区」を目指す。





オーストラリアのアーチスト、スワンとカサリディスの作品にたどり着く。この場所にはこの作品しかなく、家浦港や唐櫃港の近くに集まる作品群とは距離のある場所にひとつしかない作品のために時間をかけることはなかなかできない。今回はトリエンナーレもなので、のんびり時間をかけて行くことができた。



「海を夢見る人々の場所」は、この椅子に座って美しい海を見つめるだけで、その意味が伝わる。ただ目で見るだけではない。風や匂いもまたこの場所で感じ取ることができる。椅子の影が砂浜に映り込み、その二重制もまた面白い。我々はこの海に生かされている。そして水こそが我々の夢であり現実なのかもしれない。そう感じさせる美しい風景。




ここから自転車で家浦まで戻ろうとしたが、途中で道を間違えて、唐櫃へと降りてしまった。時間がなくて内藤礼さんの「母型」を鑑賞することはできなかったが、ここから見下ろす風景は、島に訪れた人たちのフォトスポットらしく、棚田を見下ろしながら大勢の方が記念写真を撮っていた。



今回の旅行で思ったことは、この場所に再び来ることはもうないのではないか?という自問自答。この地域でアートを鑑賞するには体力がいる。トリエンナーレの時期と重なるとさらに大勢のお客さんに揉まれて辛い思いをする。そう考えると「これが最後」というキーワードが頭をよぎる。もう自転車をこいで島を何周もすることなどできないだろうと思う。内藤礼さんの作品に出会うこともないのではないか。
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水道橋博士のイベントに町山智浩さんが夫婦揃って浅草まで来ていたらしい。長い長い記事。本人はおお喜びだ。



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