峠の釜めし おぎのや
新幹線が出る時間までに、お弁当でも買おうかと思ったが、JR側の店では「峠の釜めし」が売り切れになっていた。しかし、ここは食にこだわるダーリンさんがどこかで聞きつけて、JRの隣りにある信州鉄道の改札付近にあるおぎのやを見つけてきた。ここも閉店間際だったが、なんとか間に合った。
伊香保に旅行したとき、高崎でだるまめしといっしょに買った「峠の釜めし」。あのとき以来の釜めしだ。
包装をあけると、内側の弁当の蓋に「横川駅」とある。かつて自分も長野に出張している時期があり、新幹線開通前の信越線でときどき買って食べたものだ。列車がスイッチバックするわずかな待ち時間で大勢のお客さんが走ってこの「釜めし」を買っていた。一緒に売られていたお茶のパックも懐かしい。
中身は今も昔もほとんど変わらないと思う。山の幸を中心とした食材は、いずれも親しみのある味だ。
新幹線開通前は、上野から長野まで信越線に揺られて移動した。秋には紅葉も美しく窓から見る景色も美しかった。長野オリンピックに合わせて開通された新幹線で、とても便利にはなったが、もう横川の駅に停車することもなくなった。あの頃、駅に並んで釜めしを売っていた皆さんの姿が目に浮かぶ。そしてあの頃お世話になった皆さんの顔も・・・
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