#ごはん 安田淳一監督、「Middle East crisis(中東危機)」
「ごはん」 福本清三さんへの讃歌
3回目のストレンジャーで、今年4回目の劇場満席(「マミー」、拍手が起きた「侍タイムスリッパー」、「ジガルタンダ・ダブルX」)の中、安田淳一監督の「ごはん」を鑑賞。
誤解を恐れずに言うと、いかにも自主映画という作品ではあるが、大きくふたつの点でとても強い印象と感動を残す映画。
ひとつは、映像の美しさ。安田淳一監督自身が農業従事者であることが、この映画の映像美を極めつけていると思う。緑色の絨毯のようか美しい田んぼ。そこに生息する生き物と周りの風景。遠くに見える高速道路や建物などが映り込むのも現実だ。そして季節を重ねて黄金色に広がる稲穂が眩しい。これほど美しい田んぼの風景を映画で延々と映し出すことなどあっただろうか。マリックの「天国の日々」でもこれほどの美しさは実現できただろうか。
もうひとつはやはり福本清三さん。
「侍タイムストリッパー」が福本清三さんをイメージして作られた映画であることはすでに知られていることだが、この映画の福本さんはプロ中のプロとしての演技を示していた。そして刃物を持つシーンもあって笑わせる。安田監督がどれほど福本さんに憧れていたかが伝わる映画でもあった。
日本の農業政策は高齢化など大きな壁に直面しているらしい。減反政策は日本を世界でも最も低い職業自給率の国へと向かわせ、国家存亡の危機を見過ごそうとしている。そうした現実をこの映画は直接語ることがない。しかし、映画を見終えてじっくり考えれば考えるほど、この国は奈落の底へと向かっているとしか思えなくなってくる。田んぼを抱えながら、自ら小作することを放棄して他人に請け負わせ節税する。小作農を請け負う人々は、少人数で莫大な借金を抱えてコンバインなどの重機を買わされる。
我々が口にする美味しいお米がどれほどの苦労で作られているか。そして農業従事者がどのような厳しい状況にあるかを知る映画でもある。米不足を侮ることはできない。
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「ごはん」ものどに通らないような中東戦争 - Wikipedia。目おおおうような殺戮が続く。死傷者の数はどんどん増えている。
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