ハロー、アメリカ J・G・バラード著、"LDP party to be ousted?"(自民追放?)

シビル・ウォー アメリカ最後の日」鑑賞後、Dr.マクガイヤーと町山智浩さんの動画で、映画の元ネタがいくつか紹介されていて、J・G・バラードのこの小説もそのひとつだった。この小説にもまた元ネタがあって、「地獄の黙示録」の原作でもあるコンラッドの「闇の奥」がそれだ。


ハロー、アメリカ (創元SF文庫)
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67kg Atomic bomb survivors’ group(被団協ノーベル賞) - #ダリチョコ の映画とグルメ


1980年代に書かれたバラードの代表作とも言われるこのSF小説は、原爆や気候変動などで変わり果てたアメリカの砂漠をウェインという若者を主人公にして進んでゆく。


そしてウェインたちがたどり着いたラスヴェガスは緑化していて、そこにはチャールズ・マンソンという大統領がいる。「ヘルター・スケルター」のマンソンと同じ名前の大統領という皮肉。


行く道のりで彼らはアメリカに核爆弾が落とされて無惨な状況になっている都市を見る。さきごろノーベル平和賞を受賞した被団協のことが重なり合う。


67kg Atomic bomb survivors’ group(被団協ノーベル賞) - #ダリチョコ の映画とグルメ


ウェインはアメリカ大統領を長く務めたマンソンに一度は惹かれてゆくが、アメリカという国がこのような状態になった反乱軍という疫病を焼き払うというマンソンと次第に対立し、最後は壮絶な戦いに至る。


マンソンを殺したウェインは、自分自身で大統領に就任するというラストは、まさに「地獄の黙示録」のウィラード大尉。ちなみにウィラードは命令に従いカーツ砦を焼き払うが・・・。


マンソンはさかんに「戦争はゲームだ」というようなことを言う。為政者が組織や国を支配した途端に豹変することは知られるが、問題はウェインもマンソンも同一であるということだ。エディプスコンプレックスに言われるようないにしえの父殺しは、昔も今も変わらないのだ。


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アメリカの奴隷であるこの国の取材を続けるガーディアンのジャスティン・マッカリー記者が、自由民主党を追い出すためのきっかけを記事にしている。面白い。



日本の総選挙:与党自民党が追放されるには何が必要か?

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