#ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ 阪元裕吾監督、「国連女性差別撤廃委」
◆67kg "How affect prosperity"(繁栄への影響)ノーベル経済学賞 - #ダリチョコ の映画とグルメ
新宿ピカデリーはほぼ満席の大盛況。熱心なファンの方が大勢押しかけていた。
シリーズ3作目で最後になるとも言われている「ベイビーわるきゅーれ」だが、過去最高傑作と言われ大ヒット、評論家筋からの評価もかなり高い。
町山智浩さんの解説にもあるが、「極悪女王」とも重なり合う。
今回は池松壮亮さん演じる最強の殺し屋が中心だが、普段は気の小さい男。弁当に箸がついてないことを言えずに手でごはんを食べるシーンが印象的だったが、この殺し屋と伊澤彩織さん演じるまひろはほぼ同一人物だ。男と女の違いを超越した似たもの同士の壮絶な戦いが繰り広げられる。負けを知らないまひろが初めて負ける。ここがキーポイント。
世間からスポイルされ、カップ麺を食べるような貧しい生活の中で、殺し屋として生きる道が開かれた彼ら(彼女たち)にとって、戦いこそが唯一の生きる活路だ。殺しという「死」を強烈にイメージさせて、生きることへの欲求を喚起するような展開だ。
まひろがちさとに「あっちの世界に行っても・・・」云々と語るシーンから、最後の壮絶な戦いに至るラストまで、どういうわけだか涙がずっと止まらない。死ぬかもしれない究極の生き様で、「生きる」ことを強烈に見る側に強要するような力強さに圧倒される。
あくまでも個人的にだが、これでシリーズが終わることを歓迎しつつも、ちさととまひろがガチで戦い合うシーンがあってもいいような気がする。友情を超えた戦いを見たいという残酷な期待を抱く自分がいる。
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この映画に限らず、女性の活躍が著しい世の中にあって、この国は古い伝統に硬直されて選択肢を狭めている。そしていつもながら、外圧がないと本気で動こうとしない。何を恐れているのだろうか?今回も女子差別撤廃委員会から強い圧力がかけられているらしい。
◆国連女子差別撤廃委、日本に皇室典範の改正を勧告…選択的夫婦別姓の導入も求める : 読売新聞
