ザ・ディプロマット シーズン2、「クジラ」
◆ザ・ディプロマット Netflix - #ダリチョコ の映画とグルメ
いや〜
なんということだろう。これはすごいことになってきた。
このあとネタバレあり。見る前に読まないほうがいい。
昨年、2023年からスタートしたこのシリーズは、大使の妻ケイト(ケリー・ラッセル)が大使に任命され、夫の元大使ハル(ルーファス・シーウェル)に操られるように政治の世界に突き進んでゆく女性のドラマ。高齢の大統領と女性の副大統領というシチュエーションはバイデンとハリスに重なり合う。
シーズン1はイギリスの戦艦が爆撃されたシーンから始まり、イギリスのアメリカ大使に任命されたケイトが、その真相を突き詰めつつ、イギリス首相であるトロウブリッジ(ロニー・キリア)と対立しながら暴走を止めようとするドラマだった。
シーズン2では、この戦艦爆破事件をロシアのせいだと主張するトロウブリッジに対し、実はイギリスの自作自演であることを示す重要な証人ロイリン(セリア・イムリー)を押さえるなど真相に迫るが、夫のハルに集まる情報で、この事件を画策した人物が、実はなんとアメリカの副大統領だったことが明かされる。
ではなぜアメリカの副大統領(アリソン・ジャニー)がこの恐ろしい事件のアイデアを提供したのか、という説明は説得力はあるものの、人の命を巻き込んで防衛戦略を進めようとするアメリカの傲慢な姿勢を示すものでもある。
ところが最後にもっと恐ろしいことが起きてシーズン2は終わる。
現実は、アメリカに女性の大統領は生まれなかった。そのこと受けて、果たしてこのドラマがどのように展開してゆくのか、まるで想像できない。あまりにも緊迫したシーンの連続で、見るたびに肩が凝るドラマである。しかし、いちどこのドラマにはまるともう抜け出せない。恐ろしいドラマだ。
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プラスチックをめぐる国際会議が、釜山で開かれていて、そこに登場した巨大な「クジラ」が注目を浴びている。