エレクトリック・ステイト "Banksy on your wall"(異なる運命)
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— 平木直利 (@naori_hiraki) April 1, 2025
「ターミネーター」の世界をコミカルにした感じの映画だ。ときは1990年、当時のビル・クリントン大統領も出てくる。ちなみにクリントンとトランプは同じ年の生まれで、トランプも当時は民主党を支持していた。
1984年に公開された「ターミネーター」は”未来の”人民軍と機械軍の戦争を描くものだったが、この映画は”過去を”描く。1990年代、人間にこき使われた機械が反乱を起こして対立する、という導入になってる。このあたりはユニークで面白い。
人間とロボットの闘争で孤児となった少女のもとを訪ねてきたロボットが、実は彼女の弟の脳を読み込んだロボットであることがわかり、仲間とともに植物状態になっている弟を救い出そうとする物語。
「ターミネーター」に出てくるサイバーダインという会社と同じような組織がロボットを支配しており、その中枢に主人公の弟の脳が据えられている。凶悪なロボットによる攻撃に立ち向かうためには、弟の脳を止めなければならない。弟の命と平和、どちらを選ぶかという究極の選択を迫られる。
古いロボットと新しいロボットの対立なども注目だが、とにかくユニークなロボットの表情が面白い。人間の姿をしたロボットではなく、いかにもロボットというデザイン性が笑わせる。
人間と機械の戦争を経験した退役軍人が崩壊した世界で対立するというのも、なんとなくどこかの戦争をほのめかす。この国は対立構造を生み出してお互いに血を流すことを宿命とした国なのだ。「シビル・ウォー」もこのドラマも基礎は同じ。「アベンジャーズ」を撮ったルッソ兄弟ならではの切り口だ。
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」で子役デビューし「エノーラ・ホームズの事件簿」にも主演したミリー・ボビー・ブラウンがすっかり大人になって主人公を演じ、「ガーディアンズ」や「ジュラシック・ワールド」のクリス・プラット、「エブエブ」で復活したキー・ホイ・クァンやスタンリー・トゥッチなど、大物俳優が脇を添える。ロボットの声になんとウディ・ハレルソンやアンソニー・マッキーを据える豪華な布陣。
驚くほど高価な駄作
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ある朝自宅の壁にバンクシーの絵が描かれていたときの、ことなる2人の対応についてBBCが紹介している。バンクシー効果は絶大だが、その作品を維持するのに相当なコストがかかる可能性があることを伝えている。
◆朝起きると壁にバンクシーの絵が描かれていた:2人の住宅所有者の異なる運命
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