サブスタンス、"Indian cricket stadium kills"(衝突)

68kg "越菲行"(フィリピン訪問) - #ダリチョコ の映画とグルメ


サブスタンス(KINENOTE)



驚いた。こんな映画手法があることに驚いた。特に音の使い方。えげつないほどの音量で様々なシーンを形どる。そしてカメラ。男性プロデューサーがカメラに向かっていやというほど近づいてくる。下品な男が寄ってくることの恐怖。「アシスタント」という映画でいちども姿を表さなかったあの悪徳プロデューサーを想像する。


老いた女優の若返り術なのだが、この映画の時間をとおして、デミ・ムーア演じる主人公は最後の最後、本当の最後に美しい自分の姿に出会う。それは客観的なものではなく、自分をさらけ出すことで現れるものだ。このシーンで多くの観客は目をそむけたくなるはずだ。しかし、彼女が本当に彼女自身を見つけた瞬間から目をそらすべきではなかろう。


冒頭のシーンで彼女の存在が弱体化し、どうにかしたいという焦りが二重人格を形成する。しかし真実は別のところにある。本当の自分に誰もが気づくことを恐れている。映画で使われる鏡の効果も見事だが、その鏡に映る者とはいったい誰なのだろうか。


言うまでもなくそれは”自分”である。





『サブスタンス』特別対談 コラリー・ファルジャ監督×ギレルモ・デル・トロ|5月16日(金)全国ロードショー


デル・トロ監督とのインタビューでファルジャ監督はおとぎ話について解説している。また、女性監督としての扱われ方についてもひとこと添えている。映画の文法は言葉で語られるものではないとも言っている。


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パリ・シャンジェルマンの暴動」に続き、インドでも「クリケットスタジアム外で衝突」(ガーディアン)があったらしい。CNNも同じ事件を報道している。「コロラドのテロ」という記事にも書いたが、世界中が暴徒化している気がする。ウクライナガザの報道や映像が流れ込む日々で、人が人を殺めることに無感覚になってしまったのだろうか。同じインドで、「10代のTikTokスターが射殺された。」(BBC)という記事も同じ文脈の中にある事件ではないか。


◆インドのクリケットスタジアムの外で群衆が押し寄せ、少なくとも11人が死亡

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