We Live in Time この時を生きて

We Live in Time この時を生きて」を昨日、公開週の土曜日朝に鑑賞した。


アンドリュー・ガーフィールドフローレンス・ピューの共演する映画。勘違いしそうだが、スパーダーマンや「tick,tick・・・BOOM!:チック、チック・・・ブーン!」でいかにもアメリカ人を演じたガーフィールドがイギリス育ちで、「ブラック・ウィドウ」などで活躍するフローレンス・ピューがイギリス人なのを初めて知った。つまりこの映画はロンドンを舞台としたドラマなのだ。


ドラマはある意味極めてシンプル。死にゆく妻の思い出を語る物語。前の妻との離婚届にサインするペンのインクがなくなり、ボールペンを買いに行った帰りに車にはねられる。この時の運転手がフローレンス・ピューで、被害者がアンドリュー・ガーフィールド。”死”をテーマにしているが、ほとんどコメディ。妻が産気づいて渋滞に巻き込まれ、ガススタンドで出産するという衝撃のシーンは、笑いとともに心から感動がもたらされる。個人的には最も印象的なシーンだった。出産に立ち会ったふたりの店員さんもよくやった!


こうして文字にするとありきたりなドラマと勘違いしそうになるが、この映画はどこかの国の陳腐なお涙頂戴ドラマとはまるで違う、すごい仕掛けが施されている。だから始まりから終わりまで全く飽きない。”死”あるいは”死生観”に真正面から向き合うドラマであり、タイトルの意味にも深い哲学が含まれていると言われているが、見る側はふたりのコミカルな会話に終始笑い続ける内容になっている。言うまでもなく最後は泣かせてくれるのだが・・・。


なんとポジティブな映画だろうか。こんな生き方ができるか?いまの自分に照らして老い先が近づく身として、残りの人生をこれほど前向きに過ごすことができるのだろうか。


公開2日目、100人以上入る劇場は残念ながらたったの6人、しかも男性ばかり。年齢も性別も問わず楽しむことができる大傑作なので、なんとか口コミで広まってほしいと願う。多くの人に勇気を与える映画だと思う。素晴らしい映画。

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