年少日記、"Kowtowing"(タイ暴動)
シネマ秘宝館87「夏まつり」 https://t.co/Oi5UNYqqO2 @NAKEDLOFTより ⚫️金魚を飼う(1分18秒)、稲荷鳥居のくぐり方(3分30秒)多田文ヒコ監督、捨て金魚を拾うお話しと不思議な夏祭りの二本立てです☺️ #シネ秘 pic.twitter.com/ZpkQlkkg3l
— 林 比佐子@7/20(日)昼ネイキッドロフト横浜「シネ秘87」 (@chakopon) June 23, 2025
町山智浩さんのラジオを聞いて、ヒューマントラストシネマ渋谷で鑑賞。公開週の2週目の日曜日。客席はまばらだったが、女性客のほうが多かったか。
年少日記(KINENOTE)
まず・・・・
ネタバレになるので映画の構造を書くことができないのだが、かなりトリッキーな映画だと思ったほうがいい。途中で「あっ!」という展開になる。
少し本題から横道にそれるのだが、この映画につながる過去の映画として、町山智浩さんが言っていたのは「エデンの東」、「BETTER MAN/ベター・マン」、「アドレセンス」などを紹介しながら、ドナルド・トランプの幼稚性について「アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方」について解説している。さらに加えるとしたら、「ロケットマン ROCKETMAN」や先ごろ公開されて大ヒット中の「国宝」にも重ね合わせることができそうだ。
テーマのひとつは「父親」だ。そして父親に愛されない息子というテーマ。頑張っても頑張っても父親に褒めてもらえない。その苦しみが映画全体を覆う。現在教師となった主人公は、過去を背負いながらも生徒がゴミ箱に捨てた「遺書」に向かい合おうとする。夫としても父親になる自信がなくて妻を出てしまう。
これらの環境が子どもたちにどのような影響を及ぼすのか。そして力で勝ち抜いてきた父親の人生がどのように終りを告げるのか。この映画が極めて人の感情に染み込む理由は、映画の中に出てくる人物のそれぞれに自分を重ねることができるからだ。男性も女性も臨場感たっぷりに鑑賞できるのではないか。特に男性の場合、子供の頃の自分、大人の自分、父親として、仕事の場で、ありとあらゆる状況がどこな自分に重なる仕組みになっているような気がする。
ヒントは利き腕だ。登場人物の手を追いかけるといいかもしれない。
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ハンガリー、セルビアと続いてタイのバンコクで大々的なデモ暴動が起きている。もともとタイはデモがお祭りのように頻繁に起きる国ではあるが、世界のメディアが大きく取り上げているようだ。バンコクで数千人がタイ首相の辞任を求めて抗議(BBC)、タイで大規模デモ、首相退陣要求 国境紛争巡り批判(ロイター)、タイの指導者がカンボジアに媚びへつらっていると非難するタイの民族主義者を怒らせた。(ガーディアン)カナダのカーニー首相もトランプに媚びへつらう姿勢が非難された。民族的な問題が潜んでいるようだ。それにしてもデモや暴動が美しいと思えるようになってきた。集団行動が正しい方向に向かうなら、正当なデモ行動が国家的活動として広がることを望む。非暴力革命が起きてほしい。
バンコクの抗議者、電話内容の漏洩を理由に首相の辞任を要求
