「寄席帰りはやっぱり天ざる! 浅草・並木藪蕎麦の幸福時間」
落語の余韻を抱えながら、浅草の老舗「並木藪蕎麦」へ。香り高いそばとサクサクの天ぷらが、笑いで緩んだ口元をさらにほころばせます。寄席帰りのちょっと贅沢な時間、これこそ浅草の粋な楽しみ方です。
「寄席デビュー&天ざる&昭和天皇…ぜんぶ詰め込んだ浅草フルコース」 -
落語がはけたあと、友人のYさんと「さて何を食べようか」と相談。もんじゃ焼き、寿司、釜飯、そば――候補はいろいろありましたが、「やっぱり落語のあとはそばがいいよね」ということで、久しぶりに並木藪蕎麦の暖簾をくぐることに。行列覚悟で向かいましたが、なんとラッキーなことに待ち時間ゼロで入店できました。
Yさんいわく、「神田あたりにも情緒ある藪蕎麦がある」そうで、それは次回のお楽しみに。この日は浅草でゆっくり過ごすことにしました。
注文したのは天ざる。
調べてみたら、この店を訪れるのはなんと4年ぶり。あのときも頼んだのは同じ天ざるで、連れはダーリンさんでした。変わらぬ味と盛り付けに、時間がふっと巻き戻るような感覚になります。
そばをすすりながら、Yさんと学友の新車の話や、もう一人の友人が歌舞伎座に行った話など、世間話に花が咲きます。彼は話題が豊富で、こちらまで知識をおすそ分けしてもらっている気分です。
食後、帰り道に「亀十」の前を通ると、目立つオートバイが停まっていました。聞けば今やバイクの主な購買層は我々60代前後。若い世代はあまり乗らないのだとか。
ふと見ると、「亀十」の行列がいつもより短い! 地下鉄入口まで伸びるはずの列が控えめなので、ここぞとばかりに並び、名物どら焼きを購入。Yさんはいつもお母さんにお土産を買って帰るという、なんとも優しい親孝行ぶりです。
こうして次回も寄席で再会することを約束し、楽しい一日を締めくくりました。
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