森田芳光展を巡る:『家族ゲーム』の食卓から書斎まで

dalichoko(ダリチョコ)


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国立映画アーカイブの常設展をじっくり巡った先に、今回のお目当て、森田芳光監督の特別展示がありました。



ひとつ目の暖簾をくぐり、



ふたつ目の暖簾で森田監督を目線をあわせたあと、



なんと、その先には『家族ゲーム』の食卓が用意されていました。



映画でも印象的だった、家庭教師の松田優作さんと宮川一朗太さん演じる沼田茂之が球を見つめるシーンも再現されています。



まさかこれが商品化されているとは驚きでした。


スペースワープ 5000
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バンダイ(BANDAI)
おもちゃ


映画に登場したあの球が再現されているとは、コレクター心をくすぐりますね。



『家族ゲーム』がキネマ旬報ベストテンで1位を獲得したのは衝撃的でした。ベテラン監督が上位を占めると思われていたキネ旬で、当時33歳の森田監督が1位を獲得したのです。しかも大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』や今村昌平監督の『楢山節考』を抑えての快挙でした。



展示では森田監督の書斎や趣味のジャズコレクションなども紹介されます。子どもの頃の作文なども残されており、その膨大な資料の量には驚かされます。



森田監督が生きた時代は、映画制作にとって極めて困難な時代でした。資金が集まらず、映画会社の支援も少ない中で、いかに自分の思う映画を作るか——その挑戦の痕跡が展示から伝わってきます。



『それから』(夏目漱石原作)でもキネ旬ベストテン1位を獲得し、黒澤明監督の『乱』を抑えたこともあります。その後、黒澤監督の『椿三十郎』を森田監督がリメイクすることになるとは、誰が予想したでしょうか。


話題作の多かった森田監督ですが、個人的には初期作品の方により強い印象があります。特に『の・ようなもの』は、落語という古典と若々しいファッション性が見事に融合した傑作だと思います。


11月まで開催されるこの展示は、何度でも足を運びたくなる充実した内容でした。

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