木曜殺人クラブ 「豪華キャストが暴く!移民と資本の影」
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Netflixの新作『木曜殺人クラブ』を観ました。原作は2020年に出版されて世界的ベストセラーになったリチャード・オスマンの小説。監督は『ホーム・アローン』や『ハリー・ポッター』のクリス・コロンバスというだけでも驚きですが、アンブリンも製作に関わっているんです。
舞台はイギリスの高級老人ホーム。最初は「軽いコメディかな」と思って気楽に見始めたのですが、だんだんと移民問題や強制労働、施設を買収しようとする企業の思惑など、社会の暗い部分が顔を出してきます。笑いながら観ていたはずなのに、気がつくとシリアスなテーマに引き込まれていました。笑って見ていたのに、最後はなぜか涙がでました。
物語の中心は、元諜報員や元看護師など、かつてのキャリアを持つお年寄りたち。彼らが殺人事件をきっかけに若い女性警察官を巻き込んで、ドタバタしながらも真相に迫っていきます。このテンポの良さはコロンバス監督らしさ全開です。
何より豪華キャストが圧巻!ヘレン・ミレンが元MI6の諜報員を演じ、夫役にはジョナサン・プライス。さらにセリア・イムリーといったイギリスを代表する名優がずらり。みんなが真剣にこのコメディに挑んでいる姿を観るだけで満足してしまいます。
物語の発端は「女性が窓から突き落とされた」という事件なのですが、そこから思いもよらぬ展開へ。背景には、移民への無意識の差別やSNSの影響といった、私たちが見て見ぬふりをしている問題が潜んでいます。ポーランド移民の青年のエピソードは本当に胸が痛みました。
笑って楽しめるだけでなく、ちょっと考えさせられる。そんな映画でした。
リチャード・オスマンのベストセラーは、スターが勢揃いした充実したエンターテイメントを提供している
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