「シャドウズ・エッジ」ーエレベーターに乗り合わせた二人
2月11日(祝日)は「シネマ秘宝館」へ。
シャドウズ・エッジ(KINENOTE)
ジャッキー・チェンの出演作は、昨年観た「ベスト・キッド:レジェンズ」以来です。
“悪い弟子はいない、悪い師匠がいるだけ”というセリフがとても印象に残っています。
70歳を超えてなお、年に数本の映画にコンスタントに出演し続けるそのバイタリティーには、ただただ脱帽するばかりです。「ベスト・キッド:レジェンズ」では比較的アクションを抑え気味にしていたジャッキーですが、本作では、若かりし頃の彼を彷彿とさせる迫力あるアクションが連続します。恐るべし、ジャッキー・チェン。
とにかく緊迫したシーンの連続ですが、なかでも強烈なのが、引退した刑事であるジャッキーと、“影”と呼ばれるテロリストのフー(レオン・カーフェイ)が、エレベーターで偶然乗り合わせる場面です。
この一瞬の張り詰めた空気は、忘れがたい印象を残します。
このシーンを観ただけでも、きっと多くの人が本編を観たくなることでしょう。
本作は、敵役である“影(フー)”を演じるレオン・カーフェイの存在がすべてと言っても過言ではありません。とにかくすごい。
執念だけで生き延びようとするフーは、逃げるためならどんな手段も厭わず、洞察力の鋭さで相手を欺き続けます。この徹底した「悪」を、映画はあえて強く誇張して描き出します。その存在感によって、冒頭からドキドキが止まりません。
映画が終わり、ほっと一息つきながらテロップを眺めていると、いつものようにNGシーンが流れて笑わせてくれます。ところが、実はこれで終わりではありません。
このあとがあるんですよね〜。もう、びっくりしました。
もしかすると続編が作られるのでは、と思わせる余韻を残しつつ幕を閉じる本作。片時も目をそらすことを許さない、圧倒的な香港映画です。
ハイテク都市であり国際都市でもある香港の姿を鮮やかに描きながら、同時に、なぜここが犯罪の温床にもなりうるのか、その理由をじんわりと伝えてくれる。
必見の一本です。
(=^・^=)
★
★

