亀戸天神
お正月に亀戸天神に行ったんですよ。本当は亀戸餃子を食べたかったんですけどね、やってませんでした。
その足でほかの店で餃子食べて、さらに足をすすめるとね、亀戸梅屋敷という施設があって、なんとここでも寄席をやってるのね。知らなかった。2時間4席で1,000円。東京でこんなにあちこちで寄席が簡単に聞けるなんて驚きだ。全く知らない世界だった。東京下町で生まれて、あちこち転々と流浪の旅を続けてきたけど、こんな楽しいことはない。
そしてここから明治通りを左(西)錦糸町方面へ折れると亀戸天神が近づいてくる。途中に亀戸香取神社があって、鳥居に向かう途中がささやかな商店街になっている。
この日の亀戸天神は、例年に比べれば少ない人の数とはいえ本殿のお賽銭箱の前には人だかりがある。この年末年始はあちこちの神社を訪ねているが、基本的にお賽銭は投げません。神社の浮気はよくないといいますのでね、気持ちだけお祈りします。天神さんは藤棚があるので、春にまたきてもいいでしょう。藤棚の向こうにスカイツリーが垣間見えますね。
それにしても亀戸天神の周辺はテキ屋さんなどがずらりと並んで賑やか。お正月はこうでなくちゃね。コロナがこれほど広まる少し前、浅草の酉の市で食べたシャーピンをここでも食べて、「浅草のほうがおいしかった」などを管を巻きながら帰ります。そうねぇ。いつもの年ならどうでしょう。ここから錦糸町あたりに歩いてあちこち散歩するところでしょうが、こういう時節柄だったので、この日はこのまま帰りました。
こうして東京の下町などを歩いてぶつぶつつぶやいていると(これをツイートという)、ある映画を思い出しますね。そう、故森田芳光監督の『の・ようなもの』ですね。1981年の映画。伊藤克信さんが落語家さんを目指す話しですね。入船亭扇橋師匠が伊藤さん演じる志ん魚のお師匠さんで出てきます。やはり本物の本物は(?)はいいね。うんうん。志ん魚が最後に早朝の下町を歩きながらぶつぶつ描写するシーンがとてもいいです。
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