三遊亭歌司の会
ああ楽しかった。
会場は深川江戸資料館の2階。1階には大相撲で活躍された大鵬さんの写真などが並ぶ。昔ダーリンと寄ったことがある。大鵬の大銀杏なども展示されていて興奮する。
少し早めだったが、会場には大勢の人が集まっている。どうも皆さん顔見知りのようで、年に一度のこの会を楽しみにしている風だった。
チケットは封筒に入っていて自分の名前まで書いてある。とても律儀なことだ。といことで会場はひとつずつ席を開けながらも超満員。満席だったようだ。
さて開演という時間になると、聞き覚えのあるお囃子が流れてきて、なんとなんといきなり歌司師匠が現れた。聞けば予定していた前座さんがコロナにかかって急遽こういうことになったそうだ。こちらは歌司師匠のお噺をふたつも聞けてラッキーだ。歌司師匠が座布団を表替えしたり、司師匠が座布団を運んだり、普段は前座さんや2つ目さんがおやりになることを師匠が率先してやっている。これもまた珍しいことだ。
『味噌蔵』と『山崎屋』そしてお弟子さんの司師匠が『権助提灯』。色物で丸山おさむさんのモノマネですごい盛り上がりとなる。
共通テーマは”ケチ”だ。ケチと節約の違いなどを交えて笑いにする。去年の年の瀬にたまたま浅草でお目にかかった歌司師匠の落語にすっかり惚れ込んでしまったのだが、通えば通うほどに落語は奥が深い。単なる笑いだけではなく、なにかその先に狙いがある。世間がおかしな世の中だけにこういう催しに救われる。本当に楽しかった。また行かせていただきたい。
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