新宿末廣亭 五月下席
今回の贔屓は春風亭柳之助師匠です。末広亭の五月下席。
午前中は映画を見て、ランチも食べずに新宿へ移動して駆け込みました。
柳之介師匠のネタは『荒大名の茶の湯』。大河ドラマのまくらに時事ネタをアドリブで盛り込むのが柳之助師匠の面白いところ。寄席(よせ)を「よせき」と読み間違えた棒読みの国務大臣ネタで落としたりしてすごく良かったですね。加藤清正が大男でひげを長くはやしていいたというところがこのネタのミソですね。すっごく面白い。
ほかにも芸達者な皆さんが昼過ぎから飛ばしに飛ばしますが、思ったことは芸事は送り手と聞き手の双方で楽しみ盛り上げるものだというところですね。すごく学びます。
二枚目に昇進したばかりの三遊亭あら馬さんは、末広亭に娘さんを招いたりしたそうですし、神田紅さんの講談もまたメリハリがあって面白い。紅さんは「ここは拍手するところです」とかきっぱり言って、客をリードするのね。すごく面白いんですよこれが。紅さんの講談は歌舞伎のいち幕ものと連動してますので、歌舞伎と講談の違いなどもネタの間で説明してくださるんですね。こんどじっくり聞いてみたくなりました。
あと印象的だったネタは、桂南なん師匠の「ぜんざい公社」です。役所でたらい回しにされる話しは笑えるようで笑えません。これからコロナワクチンを注射しようとする高齢者や、休業を余儀なくされた方々がたらい回しにされる姿を想像すると南なん師匠の見事な語り口とは別として、なんとなく痛々しさを感じました。
つくずく思うんですけど、こういう寄席の芸人さんはどこか世の中を斜めに見ていて、ときに辛辣です。笑点もそうですね。どこかシニカルに世の中を見ている。
ああ、それにしてもコロナとはいえもう少し客席に人がいるともっと盛り上がるんでしょうね。この日は小学生の子供さんもいたようですが、もっと盛り上がってくれると嬉しいですね。
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