乃木坂トンネルの壁画
六本木に朝早くついてそばやで朝食を食べていると、中年男性と若めの女性がカウンターで話しをしている。いまは感染症対策の宣言が止めを刺されたような時代だ。それなのにこの2人を見ていると時代錯誤を認めつつも懐かしい思いがしてくる。六本木は今も昔も住む場所から決して近くない。それなのに遅い時間にここへ出没し、朝まで延々と時間を過ごし、朝食を食べて別れていく。そんな時代が少なからずあった。そしてなんとコロナだろうがなんだろうが、そんなものはお構いなしで夜を徹して過ごす男女がいるのも間違いない。素晴らしいことだ。
映画館を離れて歩いて乃木坂へ向かう。乃木坂はアイドル歌手が売れる前から仕事で時々足を運んだものだ。このあたりに居を構える方のプライドは高く知的だが持論を曲げないことで共通している。そういうお客さんを相手にして崩壊する仲間がいたのも今は昔。
六本木から15分ほど歩くと目的地に着く。その途中のトンネルに見事な作品が展開されていて圧倒される。どの作品にも共通する群衆と没個性。しかしひとつひとつのパーツを眺めると実に楽しい。そして冷静になると恐ろしい。アートは常に批判的であり否定的であってほしい。
映画を見てここに着いて、少し時間が余ったのでカフェで時間をつぶす。
こういう素晴らしい空間で目的もなく漠然と過ごす時間は貴重だ。何も感じない世界を感じさせるとでも言おうか。
この美術館は外観も奇抜で見応えがあるが、中の空間の大きさに圧倒される。客足は少ないが小さな子どもさんを連れて来ている方もいる。そしてこのあたりの子供さんの品のいいこと。
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