ボイス+パレルモ
北浦和の近代美術館に、ヨーゼフ・ボイスを見に行ったんですね。
当時ボイスに大勢の人が熱狂しました。1980年代ですね。西武美術館(のちのセゾン美術館)がまだ池袋にあった頃。ナム・ジュン・パイクらとともに現代美術の大御所として、ボイスの企画展示には大勢の若者が終結しました。もう熱気ムンムンでした。
あの熱気からすると、今回の展示はあまりにも寂しげでしたが、まあ四半世紀という時代もあってボイスの価値も大きく変化したということでしょうか。まだ東西冷戦の時代。ドイツ人でヒトラーのもと自ら従軍経験のあるボイスが、この冷戦構造を突破するために命がけで生涯を賭したキャリアは永遠でしょう。
東西ドイツの分断の中、彼の経済を通じた価値の違い、あるいは民主主義の在り方の違いなどは、極めて現代性があります。彼は今で言うグローバル化を希求したわけですが、今まさにそのグローバル化がポピュリズムと対立している構造を思うと、もっと大きく見直されてもいいような気がしますね。
「ほんとうの資本とは人の持つ創造性である」という言葉の意味は深く普遍的です。彼は当時経済を通じて、分断された社会を見渡しました。通貨がユーロになる前に彼はそれを予言してもいました。
逆説的な意味で、経済の発展が環境破壊に進むことも予測していた彼の生涯の大きなテーマは「環境と共生」でした。この共生とは何か?ここはこれから人類が答えを見つけていかなければならないんだと思うんですね。何しろ人が地球にとって最大の害悪なんですからね。
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