竜とそばかすの姫 細田守
『未来のミライ』から3年、細田守監督の新作『竜とそばかすの姫』を浦和で鑑賞。
『サマーウォーズ』以来のネット世界を扱う映画ということもあって、期待も大きい。その期待に十分こたえてくれた映画でした。とてもよかった。
BELLE (2021) - 70 Second Trailer [HQ]
予告編で田舎町の少女がネット世界のシンガーとなって大人気になり、多くの人を殺めるなぞの竜を救おうとするお話です。ここまで書けば、この映画が『美女と野獣』をモチーフとしていることは想像できますね。監督自身もそれを認めています。
では、ネットの世界と野獣、この映画でいう竜に共通するものは何かというと、それは二重性だと監督は言っています。ネットの匿名性ですね。匿名であれば何を言ってもいい、どんな誹謗中傷も許される。そんな無政府状態と、現実の社会を重ねます。
田舎町の少女、ネット社会の人気シンガー、この二重性が主人公の鈴に大きくのしかかる。それを観客は見る。そしてまた自らも(このブログですらも)二重性を抱えて存在していることに気づきますよね。
ベルがなぜ竜を救わなければならないのか。現実の社会で「一人では生きていけない」ことについて、前作『未来のミライ』が示した通り、今回もまたネットで起きている大混乱から主人公の鈴を手助けするのは、友人だったり彼女を取り巻くご近所のおばさんたちだったりします。そういう側面的な部分が実によく描けています。本当に素晴らしい映画でした。感動しました。
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