人新世の「資本論」 斎藤幸平著
昨今、自分の仕事の範疇でもじわじわと環境にかかわる言葉が飛び交うようになってきた。まだまだ実感には至らないが、このままだとヤバいよなぁという雰囲気が醸成されつつあるわけです。
このまま知らんぷりする、という生き方もあります。
あるいは本気でムヒカさんのような先人やグレタ・トゥーンベリさん、あるいはニュージーランドの若き女性議員クロエ・スワーブリックさんなどの未来人の狭間で、なんとか取り繕うようについていかなければならないという生き方もある。
カーボンニュートラルやSDGsという聞きなれない言葉を理解するのに精一杯な年寄りに向けて、斎藤幸平氏は全てをリセットするような、それはまるで原子爆弾を投下するかのようなとてつもない本を世に出した。とんでもない本だった。昨日までの自分の認識を全否定されるような本です。
1、人新世の「資本論」
2、人新世の「資本論」 脱成長のマルクス
3、人新世の「資本論」 資本主義は現実逃避
4、人新世の「資本論」 脱成長が世界を救う
ということで細かいことは別のブログに紹介しましたので、ここでは省略させてもらいますけどね、もうね、これね、ヤバいんですよ、ヤバい。もう間に合わないんですよ。
SDGsの本などを読むとね、「経済成長と環境悪化を分断する」とかもっともらしいことが書いてあるんですけどね、斎藤幸平氏は「SDGsはアヘンだ」と断じます。新自由主義経済(小さな政府)はもちろんケインズ政策(大きな政府)すらも否定したうえ、昨日ここで紹介したケイト・ラワーズの「ドーナツ経済」までも否定するという徹底ぶりです。恐れいりました。
斎藤教授はマルクスの「資本論」を掘り下げて、「資本論」のもつ本当の意味、マルクスがなぜ長い時間をかけて「資本論」を書いたのか?という疑問を掘り下げて「人新世」(人類が地球環境を変化させた時代)について我々に問いかけるものです。要約すると「資本主義を捨てるしなかい。」という結論です。その対岸には過去に失敗したとされる社会主義や共産主義が立ちはだかるわけですが、そもそもこうした社会政策に至るまでのプロセスに問題があった、という部分も整理しています。
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