キッチン・カロリー　神保町

2022/02/16 07:00

映画２本見てお気に入りの神保町にダーリンを連れて赴くわけです。
時間はもう午後三時。「お腹すいた」と「疲れた」しか言わない人ですので、まずは腹ごなし。でもなかなかこれというお店に当たらない。例のろしあ亭もこの日はお休みみたい。

それでも少し歩いたら、さびれた看板の店が遠くに見えるんですよ。それがキッチン・カロリーでしたね。

御茶ノ水のあたりにもボリュームのある同じ名前の店があるようですが、こちらが本店なんでしょうかね。すっごく感じの悪いおっさんは店主の方なのでしょうか。テイクアウト客に外で待てと命じ、時間がかかるぞと恫喝する、そんなイメージの人。でもそれでも誰も文句言わないということは、常連なんでしょうかね。１０年近く前にここで宇崎竜童さんのソロライブがあったらしくてそれが自慢のようです。写真とサインが並んでた。

でもね、チェーン店で無難に過ごすより、間違ってこういう店で過ごすのもわるくないかもね。コロナ禍のまん延防止措置中でアルコールも駄目。ピシャリと断られてダーリンもがっかりうなだれてましたけど、それでも美味しいと言ってたぐらいですから、それなりに魅力のあるお店なんですよね。

感じの悪いおっさんが「当店は注文を受けてから作るので時間がかかります！」と語気を強めて言われるんですけど、まあたしかにこのボリュームでこのテイストと価格ならそこそこ人気になるでしょう。学生さんが多いこの街にはいいでしょう。でもお客さんはこの日、土曜日でしたけど、結構年配の方が多かったかな。きっと学生時代をここで過ごしたご夫婦とかなのではないでしょうか。

ここで時間を過ごして、三省堂で本を買って帰りました。

なんとなんと、大友克洋特集をやってました。『童夢』が大きなサイズ２，７００円で売っていました。買えなかったなぁ・・・これ絶対おもしろいっすよ。絶対！
大友さんの最高傑作じゃないかな。これを実写化したらとてつもない衝撃だろう。
老いとかいろんな問題が描かれている。サスペンス調なのもいいね。
また読みたいね。