福や 南越谷 久留米ラーメン☆
いまいちな居酒屋で過ごしたあと、悶々としながら帰ろうと思ったが、どうしてもすっきりしないので、ラーメンでも食べようか、ということになる。ラーメン屋などどこにでもあるし、安くて美味しいラーメンなら日高屋でEnoughだ。日高屋を尊敬している。
しかし、
たまのことなので違うラーメンを食べたいなぁと思って越谷を歩いていたら、久留米ラーメンの看板を見つける。「福や」というお店。
「ふくや」というと日本で初めて製造した明太子の会社を連想するが、この店と関係があるかどうかは不明。
狭い店内だが、コロナの影響も緩和されて店は混んでいる。本場九州で食べたとんこつラーメンを、首都圏で味わうことは難しいが、この店は本格的だ。まずはセット餃子。皮が薄くて小さい。品のある餃子だ。
メインのとんこつラーメン。博多ラーメンと久留米ラーメンの違いはわからないが、この感じは紛れもなく本場の雰囲気である。
紅生姜を思い切り突っ込むのも定番。スープの色が変わるほど紅生姜を入れるのがルールだ。
セットの明太子ご飯もまたうまい。ラーメンとよくあう。九州ラーメンの特徴は麺だろう。縮れていない麺をあっさり食べる。この店は本場に近いが、似せているほかの店の九州ラーメンはぎとぎとして油っけが強くでうまくない。本場のラーメンは「とんこつ」といいながら、見た目ほど油っこくないのがいい。ランチやディナーというよりは「おやつ」感覚で食べる感じだ。
だから部活帰りの学生が帰る途中にちょっとラーメンを食べる、という感じ。大阪のたこ焼きあ広島のお好み焼き、あるいは東京なら下町のもんじゃ焼きがそれだろう。いずれもいわゆるソウルフードにあたる。
店はどうやら中国系の方がやっているみたいだ。いや、たまたま店員の女性と厨房の男性が中国系の方だったのかもしれないね。でもとても手際がよくて雰囲気もいい。そしてなによりとても美味しかった。
この店の前によったがっかりな居酒屋にリベンジできた。
ごちそうさまでした。
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