ガウディ展「喜びに満ちた日」
天王洲アイルの寺田倉庫で「ガウディ」の展示をしているというので弟を引き連れて行ってみました。ダーリンさんの具合が悪くて出だしが遅くなったこともありますが、3連休初日ということもあってすごい混雑でした。
ガウディといえばサグラダ・ファミリア。いまもまだ建築中の塔に、たまたま我々がガウディを見に行った前日に、十字架のシンボルが飾られたというニュースが飛び込んできました。
寺田倉庫に来たのは「バンクシー」を見に来て以来です。
この周辺にある倉庫をアートスペースとして解放しているんですね。三島喜美代さんの展示もこの近くで鑑賞しました。
とにかくすごい混雑で、並んで並んで入場するまで1時間近く待ちましたでしょうか。すごい人気です。
ガウディについてほとんど知らなかったのですが、彼が自然を愛し、自然の恵みからあの独特の曲線を建築に生かしたことが伝わる展示です。そして彼は時間という概念を超越するために、サグラダ・ファミリアが死後も作り続けられることを想定して設計したことをうかがい知ることができます。樹木の枝分かれ構造、貝殻や蜂の巣の幾何学、光が森に差し込むときの拡散、といった自然界の合理性そのものから生まれています。
建築構造上、曲線を維持するのはとても難しいことですが、彼の想像力はその困難を突破します。戦後、サグラダ・ファミリア計画が消されそうになっても彼の作品が今も守り継がれていのは、建築が都市と一体化して自然と調和することを望んだからではないでしょうか。重力に抗うのではなく、重力を受け入れる。
展示の最後に彼の生涯をイメージするインスタレーションに触れて感動が大きくなります。彼の残した宇宙がここに結実するんです。1枚1枚丁寧に彩られたタイルがこのスペース一面に広がったとき、すべてが解放されます。ガウディ独特のトレンカディス(破砕タイル技法)の精神そのものですね。壊れたものを再構成し、破片を宇宙に変える。
ガウディはサグラダ・ファミリアの設計中、路面電車に轢かれる不慮の事故で亡くなるまで仕事を続けたそうです。その領域はまさに神の領域といえるでしょう。まさに時間を超越するアートと言えそうです。
ガウディ文化協会のベアトリス・バレンズエラさんの「テクノロジーは模倣するが、自然は創造する」というメッセージが印象深かった。
いま我々はテクノロジーのおかげでガウディの人生を模倣することができるかもしれません。しかし、彼が愛した自然は刻一刻と創造を繰り返します。世の中がすべて模倣されても、自然だけは創造を繰り返すのでしょう。
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