ただよう記憶の世界 渋谷公園通りギャラリー 「酒酔い診療」
渋谷はライブハウスとアートが混ざり合う。この街を行き来する人びとの目的は知らないが、少なからずここがアートの街であることは実感できる。このギャラリーも然りだ。
松原日光さんの刺繍。写真ではわかりにくいが、精密に作られた作品群。
小林一緒さんは自分と同い年、1962年生まれ。これもまた見事な作品群。様々な料理を手書きで記録する。材料などが細かく書かれ、器も見事に再現する。
戸来貴規さんの「にっき」シリーズも見応えあり。福祉施設の職員がこれを作品として広く大勢の目に広めようとしてできた作品群だ。展示方法も工夫されていて面白い。
後藤友康さんも戸来貴規さん同様、福祉施設勤務らしい。彼のコレクションとしてのレコードのほか、下の作品がユニークだ。
「棒が一本」という作品は、無数のかわいいコックさんが整然と並ぶ。すごすぎる。
東本憲子さんの作品もスケールが大きい。上の写真だと全くわからないが、これ、いわゆるプチプチである。エアキャップ。
よくこういう作品を想像できるものと感心する。
展示のタイトルも素晴らしい。「ただよう記憶」まさに我々の生活の中にあって、そのものの存在だけでは忘れ去られてしまいそうな素材や存在。しかしこれらは間違いなく我々の生活の中にただようものだ。それを見過ごすことなく、自らの手で形に変えてゆく才能はマジックだ。忘れ去られる記憶を形にするのは目だろう。ここに紹介したアーチストに限らず、アール・ブリュットで展開される数々の作品群には、鋭い目線があるのではないだろうか。それは時代や社会や空気を見る目だ。
振り返ればどれも素晴らしい展示ばかりだ。そしていずれも刺激的。
それにしてもこの国の入国管理局って、かなりひどいレベルにあるようだ。
まさかの「酒酔い診療」とは。
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