キムズビデオ 「消えたVHS、奪還せよ!」

dalichoko(ダリチョコ)


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こりゃもう、見てもらうしか説明のしようがない映画です。


ニューヨークの伝説的ビデオ店『キムズ・ビデオ』の膨大なVHSが忽然と姿を消し、その行方はイタリアの片田舎に――。映画オタクの監督ふたりがカメラを武器に挑む、ドキュメンタリーを超えた冒険譚。



まず、昔ビデオ戦争というのがあったことを若い方は知らないかもしれませんね。


まぁ、それはともかく・・・


ドキュメンタリー映画には大きくふたつあります。「ボストン市庁舎」のフレデリック・ワイズマン監督のように“あるものをそのまま映す”作品と、マイケル・ムーア監督のように“突撃して自身の考えを構築する”作品。原一男監督も後者に近いでしょう。


この映画を撮ったふたりの監督も、バンクシーのような斬新な切り口で勝負しています。前半は映画好きなら思わずニヤリ。「アイ・ライク・ムービーズ」の主人公になりきって、キムズ・ビデオの膨大なVHS文化遺産が消えた謎を追う冒険が始まります。


驚くべきことに、そのVHSたちはイタリアの片田舎にありました。しかも政治的な企みやマフィアの関与まで示唆され、サスペンスがどんどん加速。カメラを持った監督ふたりは生命の危機にさらされる場面もあり、ドキドキは止まりません。


そしてここから先はもう書けません。過去にファンを熱狂させた偉人たちが一堂に会し、誰も想像できない行動に出るのです。資金提供者のロマンと、映画を愛する人々の狂気が混ざり合う瞬間――これには本当に驚きました。


個人的には、このバンクシー的行動を支持したい。規定概念を超えた先に、映画を心から愛する人々の思いが重なり合う。カメラを武器にドラマを生み出すエネルギーは、まるで「フェイブルマンズ」の世界を覗き見ているかのようです。


最後に、ドキュメンタリー映画の見方として、今村昌平監督の『人間蒸発』を押さえておくと、この映画の奇妙で壮大な物語がより腑に落ちます。もうひとつ。伊藤詩織監督の「ブラック・ボックス・ダイアリー」が様々な理由で日本公開されていない現実を憂います。




67kg 「腐敗指数とカレーそば ― 平和を想う一日」 - 


キムズビデオ」(KINENOTE)



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