「女性の休日」ー上野千鶴子さんが語る、“無視される女性たち”
女性の休日(KINENOTE)
劇場のシアター・イメージフォーラムは満席。言うまでもなく、客席のほとんどは女性で埋まっていました。映画が終わって、この映画を配給したKinologue代表の森下詩子さんが上野千鶴子さんを紹介すると、場内は大きな拍手に包まれ、皆さんが熱心に耳を傾けている姿が印象的です。
わたくしも客席の中に上野さんがいらっしゃるのを見つけ、登壇された瞬間に震えるほど興奮しました。
トークショーは映画のあとに行われましたが、通常よりもずっと長く、密度の濃い時間でした。
映画の中でも描かれていた「女性が無視される」というテーマに、上野さんは強く反応されていました。
さらに、アイスランドの女性たちが「なぜ日本人にはできないの?」と疑問を抱いていることを紹介されたのも印象的でした。
森下さんの「映画の配給は実験です」という言葉も心に残ります。
映画を通じて何かを訴えるというより、観たひと一人ひとりがどう感じ、どう自覚していくのか。それこそが配給の醍醐味なのだと語られました。
上野千鶴子さんの発言はいつもながら刺激的です。
「もし日本に初めて女性首相が誕生しても、皆さん本当に嬉しいですか?」という問いかけに、会場からは大きな拍手が起きました。
そして来年、日本でも大きなイベントに挑戦しようとしていることも明かされました。
映画自体も71分のあいだ心を揺さぶる作品でしたが、トークを通じてさらに深く考えさせられる時間となりました。
女性だけでなく、男性にもムーブメントを起こす勇気を与える、そんな夜でした。
素晴らしい映画とトーク、そして会場全体の熱気に圧倒された一日。
――映画の内容はあえて詳しく触れません。よければ、町山智浩さんの解説をぜひご覧ください。
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