謝謝ラーメン「映画の街と、消えていく一杯」
有楽町は、昔から馴染みのある町です。このブログでも何度も同じようなことを書いてきましたが、幼い頃から通い続けています。
叔母に連れられて、有楽町の駅から日比谷の映画館まで歩き、何本もの映画を観ました。あの日比谷に古くからある「謝謝ラーメン」で、久しぶりにランチをすることにしました。建物の老朽化を理由に、三月で閉店してしまう店です。
この日は朝ひとりで映画を一本観て、さらにこのあともう一本。その合間の食事でした。
店内はいつも通り混み合っていて、少し外で待たされます。
威勢のいい店員さんに案内され、カルビ丼のラーメンセットと上海ラーメンを注文しました。
どちらも、やはり文句なしの美味しさです。
有楽町から日比谷にかけての風景は、大きく変わりました。
マリオンもイトシアもなく、シャンテもミッドタウンもありませんでした。
日劇の円形の建物、有楽座の巨大スクリーン。その先にあったスカラ座やみゆき座も、今はもうありません。
古い老舗の店が消えていくのも、時代の要請なのでしょう。
それでも、思い出とともに在り続けてくれた場所がまたひとつ姿を消すのは、やはり寂しいものです。
変わっていく街を歩きながら、失われたものの多さを静かに数えていました。
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