日本人はどう死ぬべきか?
すごく面白かった。
角川武蔵野ミュージアムのショップで衝動買いしたのだが、面白かった。
すこし古い本ではあるが、日本の高度成長の礎となった不動産という憧れがまぼろしだった、ということを空き家問題と対比させて示す。
他国の土地政策で、建物は当然として土地まで個人所有できる国はそれほど多くないらしい。オランダはこれまで土地の分譲をしなかったが、財政が厳しくなったので日本とおなじ道を進むそうだ。それはパンドラの箱だ。日本はそのパンドラの箱を戦後すぐに開けてしまったがゆえに、もう手の内にカードがない。成長というカードがない。
もうだめだろう、日本は、、、、
『方丈記』を紐解いて日本の家屋がもともと震災などでなくなることを前提とした仮設住宅が主流だったことを知ると、いまさら銀行から金を借りて家に投資するのは意味がない。そして銀行を儲けさせるのはもうやめよう。
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