EO イーオー イエジー・スコリモフスキ監督
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EO (Jerzy Skolimowski, 2022) - U.S. Release Trailer
イエジー・スコリモフスキー監督の作品であることはのちに知ることになるのだが、とにかく予告編を見た瞬間この映画は絶対に見ると決めた。絶対に見る。その決意は裏切られることなく、とてつもない感動と贖罪の念を抱かせる映画であった。
劇場は7割の入りだろうか。映画が始まってからも次々とひとが入ってくるような状態。静かに鑑賞するひとたちの表情をさぐると、誰もが凍てついたような表情でEOを見つめている。そりゃそうだ。われわれはこの動物を食肉として食べて生きているのだ。生きているもの、命あるものを口にして生きる動物の宿命を考えさせる。
しかしスコリモフスキー監督はそういうことを言いたいのではないと思う。実にコミカルに描かれたこの映画は、ロベール・ブレッソンの「バルタザールどこへ行く」へのアンサーなのだと思う。基本的にこのふたつの作品は双子だ。同じテーマを抱えているのだが、スコリモフスキー監督はEOというロバを使って、現代にこのテーマを置き換えて違う目線で描こうとしているようだ。
スコリモフスキー監督がEOを愛して止まないのは、国境をまたいで旅をするロバが自分自身だからなのではないだろうか。スコリモフスキー監督が生きてきた人生をロバに置き換えたような世界観を感じる。
後半にあの有名女優が突如として現れるのも驚きだった。
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